グログラン

やや厚手で、しっかりした畝が横に並んだシルク地のこと。
正しくは、グログラン・リボン。地合のしっかりとした密度の濃い織物で、畝幅は2ミリ程度が一般的。

このグログランの横畝は、横畝のある織物をさすファイユよりも畝幅が太く、幅広の畝幅の織物をさすオットマンよりも細い。
元来、絹を使用して織られた織物であるが、現在ではウール、コットン、化繊なども用いられる。

比較的ドレッシーな素材とされ服地にも使用されるが、ネクタイ地タキシードのアクセント、婦人物帽子の装飾、クラウン、ブリムの付け根・内側に汗止め用に付けられるサイズリボンなどに使われる。