バティック
インドネシアのジャワ島を原産地とするろう染めの綿織物。
「ジャワ更紗」のことで、藍色や茶褐色を基本色とする
独特な柄や、その生地そのもののことを言い、
動物や植物など多くの模様柄があります。
ジャワ更紗は日本人に好まれ、婦人物のワンピースのほか、
夏のアイビー・ワードローブとしてジャケット、シャツなどに
使われることで知られています。
衣服・布地の部分を糸でくくったり、布地そのものを
結んだりして、白地を残す染め方。
しばられていない部分の布地が染色されます。
しぼり、タイダイ、タイ・ダイイングともいいます。
使用する染料の種類などによって柄のあらわれ方が異なり、
そのためさまざまな呼び方がある。
バンダナのほか、エスニック調、和装などの模様柄
として多く用いられています。
透かし模様を施す加工。
硫酸を含んだ特殊な薬品のりで捺染
(型紙をあて染料をすりつけて模様をあらわすこと)し、
形のついた部分の糸を溶かして、模様を表現する方法をいう。
溶かして取り除かれる繊維は、セルロース系繊維、
合成繊維が残されます。
透かした箇所に着色する着色オパール加工や、セルロース系繊維を
片染めしておくことなどによって、得られる優雅な模様柄は、
ドレッシーなシャツ等にほどこされることが多い。