バロック

ルネッサンス末期の16世紀末から18世紀初めにかけて、
イタリアを中心にヨーロッパで広まった芸術様式で、
端正なルネッサンス様式の後に起こったものだけに、
当初はその新しさから「怪奇趣味的」に取られることも多く、
曲線の多い華やかな装飾を特徴とする様式は、ファッションに
おいては、レースやリボンを過度に用いるなど、
男子の服装でも装飾的すぎるとも思われるデザインが流行しました。

バロックの価値が認めれらるようになったのは、19世紀後半に
なってからのことで、その名称はポルトガル語で「ゆがんだ真珠」
といった意味から。
バロックは価値観の変動期に流行する芸術様式であるといわれています。