ダンガリー

厚手の綾織りコットン地デニムの薄手版としてよくジーンズに使われるが、デニムの織りがタテに染糸、ヨコに晒(さらし)糸を使った綾織りであるのに対し、これはタテに晒糸、ヨコに染糸を使っている。

シャツやブルゾンなどカジュアルウエア用に用途がある。
また、ダンガリーズといわれる場合、丈夫な綾織り綿布であるダンガリーを使って作ったパンツのことをいい、オーバーオールと同様労働者の作業着として使われ、肩ひもと胸当てのついた形をしている。

もともとインドのポンペイで織られ、18世紀には水夫の船上服として用いられたものである。語源はヒンズー語のdungriから。

若者のカジュアル衣料の定番素材ダンガリーは、主にシャツ。パンツはジーンズ、ジャケットはジージャンと、すべてジーンズ系素材というコーディネートはよく見るもの。

※晒し糸
精錬・漂白して白色にした糸。色糸、染め糸に対する白色の糸のこと。

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