エレファントベル

極端に裾が開いたベルボトムスラックスのこと。エレファント・レッグ・パンツ。 「象のような」の形容で呼ばれるように、35cm以上の裾周りをもつもので、一般的にベルボトムと言われるパンツシルエットよりも太いもの。フランス語では、パット・デレファン。
パンツのヒザから下にフレアを入れることで釣鐘型のシルエットとするベルボトムパンツには、ヒザ巾と裾巾の差寸を2cm程度とするジェントリー・フレアード、ベルボトムパンツの流行時期と同時期に用いられるようになった用語のため、60~70年代裾広がりパンツファッションの代名詞とされるパンタロンなどの中でも、最もヒザ巾・裾巾の差寸の大きなもの。
これらパンツのシルエットはベルボトム・ラインと呼ばれ、1968年~70年代にかけて、ベルボトム・パンタロンやベルボトム・ジーンズとして大流行した。日本でも若者世代を中心に好んで着用され、当時のミュージックシーンを牽引するフォークのミュージシャンが強くイメージされるファッションスタイル。

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