キャラコ

平織りコットン地の1種。 日本の金巾(かなきん)の俗称である。カリコキャリコと呼び、本来インドのカリカットなどから輸入される綿織物の総称であった。
日本ではなまってキャラコと呼ばれることが多いが、キャリコの発音が本来の読み方。アメリカではモスリンよりラフな感じのプリントしたコットン地をこの名で呼んでいる。

キャラコは、織り上げられた後、漂白・糊付けされ、カレンダー掛け(カレンダー加工)といわれる、布面をローラーで押しつぶして平面とし、光沢感を出す加工をほどこされる。
主な用途は、シャツ生地や、エプロン、ハンカチーフなど。

キャラコはメンズアイテムの中では、シャツ生地の位置づけ。近年では、クールビズの傾向から、こういったコットン素材で仕立てるシャツジャケットというものも目先の変わった夏アイテムとして目にすることも多い。

※金巾(かなきん)
27~40番程度の単糸を用いた平織りの綿素材のこと。シャーティングともいう。織り巾によりいくつかの種類があり、76cm前後のものを二幅金巾、95cm前後を並幅金巾、112cm前後を三幅金巾という。

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