ダムジャケット

1940年~1950年代にかけて、若者たちに愛用された革ジャンパーの総称。ダムとはアメリカの俗語で「チンピラ」を意味する。おりからの’50年代ルックの流行で、素材も表革のほかに、サテン、メルトンなどが使われ、よそおいも新たに登場している。
フィフティーズには、クリスチャン・ディオールやバレンシアガに代表されるエレガントなシルエットやラインで仕立てるオートクチュール仕様のファッションスタイルと、このダム・ジャケット的アメリカ発のロックンロール・ファッションが存在する。
また、この40~50年代の革製ジャンパーには、第二次世界大戦時アメリカやイギリスの空軍爆撃機のパイロットが着用した「ボンバー・ジャケット(ボマー・ジャケット)」などがある。これは、表はレザー、胴裏、衿表にボアなどとしたもの。

※サテン
なめらかな触感とソフトな光沢感、ドレープ性が特徴。シルクや合繊、綿などで織られる。ドレス、ブラウス、裏地、スカーフなどが主用途。

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