ツーピーススーツ

ジャケットとスラックスのふたつで構成されたスーツ。 ごく一般的なスタイルだが、全般に普及したのは第二次世界大戦後のことと新しい。アメリカでの服装の簡略化がもたらした現象だが、戦前はスリーピーススタイルで帽子をかぶるのが常識とされていた。共地のベストとオーバーを組み合わせた"フォーピーススーツ”というのもある。
この場合のジャケットは、打ち合いがシングルでもダブルでもどちらの場合にもツーピーススーツという。
よくお客様から、打ち合いがシングルのジャケットには、パンツの裾もシングルで、ダブルにはパンツの裾も折り返しのあるカフス付きが良いのかという問い合わせをもらうことがあるが、特にその区別はない。また、ジャケットダブルに裾ダブルが正式のようなイメージを持っている方も多いが、パンツの裾はシングルが正式。
現在では、スーツといえばツーピーススーツの印象が強い。

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