スキート・シューティング・ジャケット

革の肩当を特徴とするジャケット。 スキート射撃用として着られ、多くはギャバジンで作られる。スキートはクレー射撃のこと。この射撃用に便利なように工夫した作りとなったジャケットとなっている。
肩当ては肩から脇にかけてつき、腰の両脇には大きめのポケットがつく。単にスキート・ジャケットともいわれ、1930年代に登場した当時は、衿なしのカーディガン型のものだったが、現在では他のシューティングジャケットと同様、背広型のものが主流となっている。
ギャバジンは、一般的にギャバと呼ばれることが多い丈夫な綾織物のことで、経糸を緯糸の倍程度使うため、表は急勾配な綾目、裏は比較的平面な織物。主に、スーツやコート用の織物として使われるもの。