トラペーズライン

袖口や上着の裾、スラックスの裾などをフレヤーさせたシルエット典型的なイギリス調の1種。
トラペーズは台形のことで、細めの肩巾から裾にむかって末広がり的にフレアを多くとったシルエット。このトラペーズラインは、テント・シルエットとほぼ同様のもので、1958年のイブ・サンローランの発表作として有名。
メンズスーツにおいては、ジャケットではウエストシェイプから裾に向けてフレアを多めにとることは、ケマワシといわれる裾巾を調整、袖口巾をひじから袖口にかけて調整する。
パンツの裾フレアーは、ブーツカットベルボトムなど、メンズスーツの標準的なテーパード(裾にむけて細く)ラインとは異なり、パンツのヒザ巾よりも裾巾を広く作ることで、このシルエットとなる。
裾口をフレアーさせてシルエットは、ドレッシーでヨーロッパ風の雰囲気を持つ。

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