アフターシックス

午後6時以降に着るフォーマルスーツの総称。似た言葉にアフター・ダークがあり、これはダークが夕暮れを意味することから、夕方以降に着る衣服のことで、昼間に着用するデイタイム・ドレス、デイタイム・ウエアの対語とされるもの。

夜の正礼装とされる燕尾服(テイルコート)、夜の準礼装とされるタキシード、イブニング、コートなどの他、ドレッシーな服装全般を含めて呼ばれる。

夜間のフォーマルに特徴的とされるのが、昼の礼装にはつけることがない、衿表のフェイシングクロス(拝絹)といわれるもの。用いられる生地は、絹ばかりでなく繻子織りされた光沢感の強いポリエステル地もあり、その昔まだホールなど会場の照明が暗く、人の顔もわかりづらかった頃、明かりを反射し光を集めるように付けられたものと言われている。単純に、光沢感のあるサテンや、シルクで付けられた衿表の拝絹地は、華やかな夜のパーティーの雰囲気を盛り上げます。