アングルド・ボトム

アングルは「角度をつける」こと。 スラックスの裾を、アングルして後ろ斜め下げにしたもの。モーニングコートのズボン裾がこの形をしていることから、”モーニングカット”の俗称がある。パンタロンなどエレガントなシルエットのスラックスによく見られる。
標準では1.5cm程度、パンツの前裾を上げたシルエットとなる。この前裾をあげる理由は、靴甲の傾斜に裾カットを合わせ、パンツのクリースをきれいに出すための工夫。後ろ側は長めでもパンツの裾はきれいにストンと落ちる。
パンツの前裾のたるみをブレイクというが、靴甲の傾斜に合わせて前裾をカットするアングルド・ボトム(モーニング・カット)の場合には、ブレイクなしが基本。パンツの前裾に対して、つくかつかないかのカットが、クリースを真っ直ぐキレイに保つポイント。