ホンブルグ・ハット

1860年頃、ドイツのホンブルク地方で流行っていた
帽子型を、当時のプリンス・オブ・ウェールズ(のちの
エドワード7世)が、イギリスに持ち帰ったことで、
ヨーロッパの貴族社会に普及したもの。

巾の狭いブリムの縁を絹テープで飾り、全体を上向きに
巻き上げた感じのシルエット、クラウンの中央部を
縦にへこませたクリースの入った中折れ帽で、
シルクハットに次ぐドレッシーな帽子とされています。

本来は堅いフエルトで作られていましたが、現在では
柔らかいフエルト製のものが主流で、別名にホンブルク、
ソフト・ホンブルク。

※帽子のつばや縁のこと。クラウン(山)にとりつける。
デザインによりさまざまな形があり、幅は広いものから
狭いもの、水平、下向き、巻き上がったものなど、
その形によって、いろいろな帽子の呼称にわかれる。
また、ブリムの部分により、縁の部分をエッジ、
クラウンと接する部分をサイズ元、ブリムの内側
の部分をフェイシングという

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