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スーツ用語の基礎知識 Archive

無地系スーツの生地表に少しの変化をつけてみる

無地系スーツの生地表に少しの変化をつけてみる

無地系スーツの生地表に少しの変化をつけてみる

    お仕事柄いつもスーツの生地柄は、ネイビーかグレーの無地を選んでしまう方に 是非お試しいただきたいのが、無地柄に少しだけ変化をつけたように見えるピンチェック柄。 遠めにはほぼ無地に見えるような生地柄なので、ほぼ無地感覚でご着用いただくことが できると思いますよ。。
    このピンチェックは、ピンの頭を並べたように小さなドット柄が多数みられることから ピンドット、ピンヘッドなどとも呼ばれます。

    この少し明るめなネイビーのピンチェック柄は、イタリアの服地メーカー・カノニコの、 オールシーズン向きにおススメなモヘアクアトロで仕立てられたもの。 ネイビーからグレー、ブラウンの各色濃淡のご用意がございます。。

対応縫製ライン
    全ての縫製ラインでご対応可


オーダースーツ Pitty Savile Row
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明るめネイビーのピンチェックのスラックス

明るめネイビーのピンチェックのスラックス

明るめネイビーのピンチェックのスラックス

    この春夏シーズンに店長が仕立てた、明るめネイビー・ピンチェック柄の カノニコ・モヘアクアトロ。目付は290gmsあって、春夏生地としては 若干重めなオールシーズンタイプの服地なのですが、室内での仕事が多いので、これぐらいかっちりめな 生地のほうが、スラックスの座りジワも少なく、モヘア特有の見ため金属的な光沢感、 着用時のひんやり感も楽しめておススメです。。
    ピンチェックはピンの頭を並べたような微小なドット柄が生地表に 表れた織り柄なので、ドレスコードが大人しめな会社にお勤めの方にも 受け入れられやすいオーダー服地柄。
    春夏シーズンなので少し明るめ生地柄を選んでみました。。

対応縫製ライン
    Ex-madeラインで製作


オーダースーツ Pitty Savile Row
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秋冬用素材にもおなじみのコットン(綿)

秋冬用素材にもおなじみのコットン(綿)

秋冬用素材にもおなじみのコットン(綿)

    コットン(綿)を素材とする服地は、春夏シーズン限定のものばかり だと思われがちですが、秋冬シーズンにも多く扱われており、 その代表的なものがコットンコーデュロイ。現在は比較的細巾の「細コール」 と呼ばれるものが好まれており、太いものを「太コール」さらに太め巾で 織られたコーデュロイを「鬼コール」といいます。
    このコーデュロイはタテ畝に織られた毛羽立ち感のある織物のことで、 素材をウールで作られたものは、ウールコーデュロイと呼ばれています。
    このほか、秋冬素材でコットンを用いて作られているものは、 当店で扱いのある服地の中では、ハリソンズ オブ エジンバラのコットンベルベット、 ホーランド&シェリーのモールスキンがその代表的なものになります。

対応縫製ライン
    全ての縫製ラインで縫製可


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グレンチェック・クラシコスーツ

グレンチェック・クラシコスーツ

グレンチェック・クラシコスーツ

    グレンチェックはスーツやジャケットを着る人なら、 一度はご自分が着た姿をイメージし、オーダーをご検討いただいた ことがあるのではと思えるほどな、知名度のあるクラシックパターン。
    ヘアラインストライプという細い縞柄と、ハウンドトゥース(千鳥格子)を 組み合わせて作られたプレイド(線格子)で、正しくはグレナカートチェック。 この格子柄が大きくなると「グレンプレイド」と呼ばれるようになり、 かのウィンザー公が好んで着用したことから、プリンス・オブ・ウェールズ・プレイド とも呼ばれます。
    オーダージャケット、またはオーダースラックスとしても人気があります。。

対応縫製ライン
    全ての縫製ラインで対応可


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カノニコのバーズアイ(鳥目織り)

カノニコのバーズアイ(鳥目織り)

カノニコのバーズアイ(鳥目織り)

    バーズアイは、黒や紺、茶などの地色に鳥の目のように見える小さな円形模様 を配置した織り柄で、鳥目に見える円形は最も多い白地のほか、その他多く色で作られ バーズアイのバリエーションとなっています。
    ヘリンボーングレンチェックなどと同様クラシックパターンといえる バーズアイで仕立てられたオーダースーツは、なかなか渋好みなオトナのスーツ。 既製スーツにはほとんど見ない生地柄のため、バーズアイで仕立てたスーツの ファッション度は高いものなのではと思います。。
    今年の秋冬シーズンのカノニコには、このバーズアイの織り柄種類が豊富です。

対応縫製ライン
    各生地ブランドの定番の織り柄


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ウィンドウペーン|ネイビーフラノベスト付きスーツ

ウィンドウペーン|ネイビーフラノベスト付きスーツ

ウィンドウペーン|ネイビーフラノベスト付きスーツ

    サッカー日本代表・サムライブルーのオフィシャルスーツの強い影響からか、 ここ数シーズン人気の高いチェック柄のスーツ。時に秋冬シーズンには ベスト付きの3ピーススーツへの関心度がグッと高まります。
    スーツ生地の織り柄はとても種類が多く、なかには一言では難しい 微妙なものも多いなかで、ウィンドウペーンはわかりやすくシンプルな クラシックパターン。日本名「窓枠格子」で、窓枠のように見える チェック柄となっています。
    ウィンドウペーンのチェック柄が、左右の前身でぴったり合っている ことはもちろん、袖と身頃ともぴったり。

対応縫製ライン

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ベスト付き3ピーススーツのブイゾーン

ベスト付き3ピーススーツのブイゾーン

ベスト付き3ピーススーツのブイゾーン

    ブイゾーンはジャケットのシャツやネクタイが見える部分のことで、 「V」の字があてはめられているように、衿の返り線でブイ字型 に見えます。このブイゾーンは、第一釦位置が高い3釦スーツだと 狭く、第一釦位置が低めな2釦スーツだと広めとなる部分。
    ここ数シーズン人気のベスト付き3ピーススーツは、 共生地ベストのレイヤードが自然に高めのブイゾーンを かっちりめに作ってくれるので、ビジネス向きなクラシコスーツや、 ブリティッシュスーツに合わせたいオプション。。
    ベストを衿付きで仕立てると、立体的なブイゾーンを楽しむことができ ますし、またジャケットを脱いだ時の衿もとのおしゃれ度がアップします。

対応縫製ライン
    ベスト付きはスーツ基本価格の+30%


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ガンクラブチェックとシェパードチェック

ブラウンミックス・ハリスツイードジャケット

ガンクラブチェックとシェパードチェック

    カジュアル向きなジャケット用の生地には、多くのチェック柄の名前があり ガンクラブチェックシェパードチェックはその代表的な織り柄。 この二つの織り柄はどちらも右上がりの斜線が見えるチェック柄で、 とてもよく似ているのですが、シェパードチェックが白黒若しくは その他の濃淡2色で作られたチェックなのに対して、ガンクラブチェックは このシェパードチェックに他の色格子を重ねたより色数の多いチェック柄と なります。

    それぞれに、この柄が用いられるようになった由来があり、織り柄名の 由来ともなっているのですが、シェパードチェックは「羊飼い」が白黒碁盤縞の 布地模様の衣服を着ていたことから、ガンクラブチェックは1874年 アメリカで結成された狩猟クラブのユニフォームに採用された織り柄 だったことに由来するとされています。

サンプルジャケット

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ピンチェック、ピンドット柄のグレースーツ

ピンチェック、ピンドット柄のグレースーツ

ピンチェック、ピンドット柄のグレースーツ

    オーソドックスな色柄のスーツが好み、またお仕事用スーツとしてどうしても、 ネイビー、グレーなどの無地系スーツばかり選んでしまう方におススメなのが、 このピンチェックと言われるスーツ生地。
    ピンの頭(ヘッド)を規則的に並べたような格子柄をしており、遠めで見れば 無地スーツに見え、近づいて見るとはっきりと、この細かい小格子柄が見える というもの。日本名では微塵格子の別名もあります。
    また、「ピンチェック」のほか「ピンヘッド」、ピンの頭ほどのドットを並べたようなという 意味から「ピンドット」、「ミニチュア・チェック」「タイニー・チェック」も同義。

対応縫製ライン

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生地柄のチェックとプレイド

ナポリクラシコスーツ・グレーシャークスキン地+ウィンドウペイン

生地柄のチェックとプレイド

    ジャケットやスーツの生地柄のうち、格子柄となっているものを チェックプレイドそれに加えてウィンドウペインはほぼ同じ ような意味で使われていますが、厳密には区別があります。
    グラフチェックグレンチェックタータンチェックなど格子柄はすべてチェックと 名前が付いているものも多いです。
    チェックは、碁盤のように正方形の格子柄で生地の地色と格子の色とが同じ面積となるもの。 プレイドは、線で構成された格子柄で、正方形とは限りません。 ウィンドウペインは、窓枠格子のこととなり、チェックでもプレイドでも 良さそうですが、窓枠(ウィンドウ)のように、四角形の格子が 配置されてる生地柄のことをいいます。
    市松柄バッファローチェックのようなものがチェック、線で描かれた格子柄がプレイド がより正しい言い方かも知れません。

縫製ライン
    カスタムライン・ナポリクラシコ
    シングル3釦中段返り
    御幸毛織・コンファンクション生地使用スーツ


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ハウンドトゥース柄ジャケット

ハウンドトゥース(千鳥格子)のジャケット

ハウンドトゥース柄ジャケット

    ハウンドトゥース」はスーツ生地やジャケット生地としてもおなじみの生地柄。 猟犬(ハウンド)の歯(トゥース)ように見える織り柄であることから、 このように呼ばれています。
    日本名でいう「千鳥格子」は、小さな鳥が飛んでいるように見えるところから。 ヘアラインとともにグレンチェックを構成するハウンドトゥース。
    白黒の2色が多いですが、薄茶と黒、ブルーグレーと黒、こげ茶と黒など 色使いも種類が豊富で、ハウンドトゥースを大柄としたスターチェック は、ジャケットやコート生地などとしてもよく見かけます。
    ビジネススーツも着慣れてくると、行き着くところはハウンドトゥースや バーズアイなどのクラシックパターンだったりします^^

対応縫製ライン
    基本スーツ価格はEx-madeライン縫製
    +¥4200で、カスタムライン縫製
    +¥10500で、ビスポークライン縫製


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ヘリンボーン・ハリスツイードジャケット

ヘリンボーン・ハリスツイードジャケット

ヘリンボーン・ハリスツイードジャケット

    ヘリンボーンは、オーソドックスなビジネススーツ生地にもよく見る織り柄で、ハリスツイードドネガルツイードなどざっくり織られたツイードジャケットの生地表に織りだされる綾織り柄になると、はっきりと目立ちます。 日本ではその織り柄が杉の葉のように見えることから「杉綾」ともいわれ、「ヘリンボーン」の 名前の由来も同様、ニシンの骨のように見えるところから。ヘリンボーンストライプ。
    スーツ生地などに用いられる場合には、ヘリンボーンの巾も細めで大人しく、 きっちりとヘリンボーン柄で構成されたストライプ柄ばかりではなく、 ヘリンボーン柄の上にオーバーストライプやオーバーチェック、織り巾を 変えたブロークンヘリンボーンなど、そのバリエーションの種類は豊富です。


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グレーシャークスキン

グレー・シャークスキン

グレーシャークスキン

    鮫肌のような織り柄をもつため、シャークスキンと 呼ばれているスーツ生地。クラシックパターンに属するスーツ生地ですが、 古いものも時代が経過するとモードになるのがファッションならでは。
    一見して大人しい地味な感じをもつ生地ですが、そのジミが派手です。 シャークスキンは、色の濃さの異なる糸や、別色の糸を縦、横1本ずつ 交互に配列し、階段状に見える綾織りとしたもの。
    スーツ生地でよく見る柄には、薄い茶と黒2本で構成された綾織りシャークスキンなど。 少し離れて見ると無地に見えるところも、オトナ世代に人気がある おしゃれ度の高いところかも知れません。
    クリアな生地感は、すっきりタイトなスーツや、ブリティッシュスーツクラシコスーツとの好相性です。

ご掲載スーツ生地
    カノニコSuper110's(秋冬)
    グレーシャークスキン ¥43800


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バイカラーのナットボタン

ナットボタン・バイカラー

バイカラーのナットボタン

    ツートンカラーといってしまうと、あまりカッコよくありませんが、 バイカラーは同じ2色配色のこと。
    Pitty Savile Rowでご案内させていただていているナット釦(木の実)の バイカラーは、上から見るとビジネスシーンにもよく馴染むオーソドックスな 黒1色なのですが、横・下から見たときに、オレンジ・青・赤の3種類の バイカラー(2色配色)をご用意しております。。
    渋めの黒釦に、ちょっとすきを見せてくれるバイカラーの配色は、 お仕事用ブリティッシュスーツクラシコスーツにも、カジュアルジャケットにも相性が良さそうです。

対応縫製ライン
    カスタムライン
    黒×オレンジ・黒×ブルー・黒×レッド
    各¥1575

ホーランド&シェリー(HOLLAND & SHERRY)

ホーランド&シェリー リネン

ホーランド&シェリー(HOLLAND & SHERRY)

    ホーランド&シェリー(HOLLAND & SHERRY)の創業は古く1836年、英国ロンドンのボンドストリートがはじまり。先日170周年のイベントが開催された、同じくイギリスの老舗マーチャントとして有名なドーメル(DORMEUIL)は1842年の創業なので、それよりも更に古い創業となります。 ホーランド&シェリー社の服地は、現在、著名なビスポークテーラーがショップを置くサビルローの全てのテーラーのほか、 イタリア、フランスを中心としたヨーロッパ各国、アメリカ、日本など英国外にも多く輸出されており、 そのカットレングスの切り売り実績は、@1日600~1000着と現在世界一の数量となっています。 ゼニアダンヒルなどその他高級服地に比べて知名度がいま少しなのは、カスタムテーラーに対してだけ 生地をカット販売しているため。この夏Pitty Savile Rowからご案内させていただいているホーランド&シェリー社【South Pacific Pure Linen】リネン100% はおしゃれ好き垂涎の逸品^^

ホーランド&シェリー リネン



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ブレザーとジャケットについて

ブレザーとジャケットについて

    ブレザーとジャケットの違いについて、接客中に問い合わせをいただいたことがあり、その時には正確には知らない・・とも言えず、 イメージでお答えしたのですが、数年たった今頃思い出したように気になって少し調べてみました。
    ブレザーでイメージされるものというと、やはり「紺ブレ」に代表されるように、胸にエンブレムがついたり、メタル釦だったりするスポーツ選手団のジャケット。 ファッション用語辞典などで調べてみると、「テーラード(背広)型のカジュアルなジャケットの総称。スポーツ・ジャケットとも呼ばれる。」 とあるので、ほぼ多くの方のイメージとも合っていると思います。ブレザーの語源は2説あり、ケンブリッジ大学のボート部員が、着ていた真っ赤な上着が炎(ブレーズ) のようだったからというものと、英国軍艦ブレザー号の船員が着ていた紺のジャケットに由来するというもの。衣類の語源はというと、軍人さんや学生さんがとても多いですね。。

    ジャケットは腰丈くらいまでの上着の総称のことになるので、ブレザーが属するテーラード(背広)型の上着を含む大きな分類。 他にはパーカ(ジャンパー型)、カーディガン型、ボレロ型の上着を含みます。また、ジャケットは、近世 ジュストコールやアビなどの丈の長いコート型から労働者向きに丈の短い上着として派生したものになるので、更に大きな分類の中ではコートに含まれることになります。 現在のジャケットといわれるものは、この労働者向きの丈の短い上着が、男女の衣類として重要な位置を占めるようになり、自然と定着したもの。 ※ジュストコールは、ルイ××世が着ている丈長の上着のことで、髭男爵が着ているのはモーニングらしい。

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スーツ用付属品の種類

トリミング
衣服類の仕上げに用いる装飾物の総称。 ボタン、ファスナーなど一般に「付属」と呼ばれるものからプレード、フリル※など装飾性の強いものまですべて含まれる広い意味のある用語。
パッド
「肩台」のこと。 正しくはパッディングである。また、型どおり丸くふくらませることも意味する。肩台は綿やフェルトを材料に作られ、カスタムテーラー※の間では俗に”かたわた(肩綿)”と呼ばれる。「パット」という呼び方は間違いである。
インナーベルト
シャツがまくれあがらないように、スラックスのウエストバンド※の内側に付ける布帯。多少の伸縮性があり、表面感がざらついている。また、前記の機能のために、スラックスの中にしめるゴムベルトのこともさしていう。インサイドベルトの別名がある。
ウエストバンド
スラックスのウエスト部分に付けられた共地の帯部分。 日本のカスタムテーラーの間では、俗に”ウエスマン”と呼ばれているが、これはウエストバンドのなまったもの。
ウエスマン
スラックスの腰帯部分、つまりウエストバンドで日本での俗称。waist bandがなまったものである。
ファスナー
「留めるもの」の意味で、ふたつの部分を留め合わせるための用具を総称する。日本では一般に「ジッパー」「チャック」と呼ばれるものをさす。ジッパー、ファスナー、スナップファスナー(ホックやスナップ)、フックアンドアイ(かぎホック)などの種類がある。最近ではカラーファスナーといって色付きのものが多い。
クランプファスナー
ボタン代わりに使われる留め具のことで、長方形の金属片をそれようの穴にかけて留める。
拝絹
タキシードの衿などにかけられるシルク地のこと。 光沢を特徴とする繻子織りが代表的なものである。フェイシングシルクという。

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スーツ関連の縫製用語一覧

見返し
ジャケットの袖口の裏や、身頃の裏の前部に見られる、表と同じ生地を使った部分のこと。フェイシング、またはインターフェイシングという。背広の内ポケットの口部分、表地とつないだような感じに仕立てることを、お台場仕立て※、お台場つきといっているが、高級なもののみにみられる技術である。
身頃
上着の部分で、袖に対して胴の部分を総称する。 前部のことを前身頃、うしろを、後ろ身頃と呼ぶ。
アーム・サイ
袖付け、袖ぐり、袖穴の意味で、アームホールの古い呼称である。サイスscythe(草刈り鎌)に形が似ているところからこの名がある。高低によって袖のフィット感が変化する大切な部分である。
アームホール
「袖ぐり」のこと。 身頃にある袖を付けるための部分とその寸法をいう。
袖刳り
アームホールのこと。
スリーブ・トップ
袖山のこと。袖の部分で肩先となる一番高いところをいう。
パイピング
ポケットの回りやジャケットの衿ぶち、打ち合わせ※のアウトラインなどに装飾用として縫い付けるブレイドのこと。またそのように仕上げるテクニックに対しても使われる。パイピングブレザーといえば、このふちどりを特徴としたもののことである。
ウエストシーム
上着などのウエスト部分に付けられた縫い目のこと。 モーニングコートイブニングコートに見ることができる。
サイド・シーム
上着、スラックス、コートなどの脇線の縫い目。
エンブロイダリー
刺繍、縫いとりのこと。 これをアクセントにした”エンブロイダリー・ジーンズ”は欧米で人気を集めている。また、横須賀あたりのスーベニール・ショップではツートーン※・ジャンパーの背中に富士山や鷹など日本的な派手な刺繍を入れ、一部の若者たちにもてはやされている。
ガシット
スリットポケットや手袋などに補強のためつけられる三角形の当て布のこと。
クロス・トライアングル
縫い代の端や、ヒダどまりを補強するためにかがる、三角形のステッチ。クローズフートともいう。トレンチコートのベントの上に見ることが出来る。
ゴア
三角形の布切れ、またはマチのこと。 スリッポン式の靴の甲、または横についているゴムを織り込んだ布などのこともいう。
シーム
「縫い目」のこと。 縫い目に沿ってかけられたステッチをシームステッチ、縫い目のないストッキングをシームレスストッキングという具合に使う。
サイドポケット
上着やスラックスなどの脇ポケットの総称。 背広のそれはウエストポケット、ロウアーポケットとも呼ばれる。
ヒップポケット
スラックスの尻ポケットのこと。 スラックスのデザインに応じて、多くの種類がある。また、ピスポケットの名もあるが、これはかつてピストルをさし込んだところから呼ばれるものである。
フォワードポケット
スラックスの前身頃に付けられた前傾型の脇ポケットのこと。
ブレストポケット
胸ポケットの総称。 ちなみに男性の胸はブレスト、胸囲はチェストといい、バストとは呼ばない。ウエストは同じ。尻まわりはヒップではなくシートと呼ぶ場合が多い。
カットオフ
スラックスなどの裾口を切りっぱなしにすることをいう。 カットオフジーンズといえば、ジーンズをモモのあたりで無造作に切り離して、ショートパンツとしてはくものを意味する。
ステッチ
縫い目のこと。
ステッチ・ワーク
仕立てる上での縫い目とは別に、装飾を目的にして縫う、荒い縫い線のこと。例外的に両方の目的を兼ねることもある。正しくは”スティッチ”と発音し、本来「縫い」「編み」「刺し」「針目」の意味。アイビー調のジャケットには5ミリスティッチ、新しいものでは7~8ミリスティッチがアクセントとして必ず付けられているように、スポーティなジャケットのディテールデザイン※として重要なものになっている。
ダーツ
「縫込み」のこと。 背広の前ダーツ、などと使う。これをとることによってジャケットのシルエットが変化してくる。ダーツのない背広としてはアイビー調のそれがあげられる。
チェスト・ライン
わきの下を一周する線のこと。”バストライン”とは区別して使われる。
バイヤス
「斜め」の意味。 生地を斜めに裁断して使うことで、パイピングポケット※の玉ブチやネクタイは、こうした生地で作られている。伸び縮みが少なくなるという利点がある。また、パッチポケットや女性のスカートをデザインとして使うことがある。
ピリング
布地の表面にできた小さな「きず」のこと。 専門的には”エス”という場合がある。
ヘムライン
「裾線」のこと。また「ふち線」のこと。
パネル
「縫いばめ」「飾り布」のこと。

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スーツ地の柄の種類

ピン・ストライプ
ピンの先が並んでいるような、ごく細いストライプのこと。 ドッテッドストライプともいう。
ピンヘッド・ストライプ
ドッテッドストライプ、ピンストライプと同じ。 ピンの頭を並べたような外観からこう呼ばれる。
ペンシル・ストライプ
鉛筆で描いたように細い等間隔の縞柄。 おとなしくて上品なビジネススーツにぴったりのもの。
ヘアライン・ストライプ
髪の毛のように細い線で作られた縞柄のこと。 実際は濃淡2色の糸を1本ずつ交互にタテ糸、ヨコ糸に織って自然に出来上がった縞だから、生地の裏から見るとストライプが横になってあらわれる性質がある。
チョーク・ストライプ
ちょうど、白黒(チョーク)で引いたような線で構成される等間隔のストライプのこと。ボールドでクラシックな感じがもっともよく発揮される。
シャドー・ストライプ
撚糸の方向を変えることによって縞柄が形成されたもの。 一見無地に見えるが、光線の具合で縞が浮き立って見えるのが特徴である。
オルターネート・ストライプ
交互縞のこと。 2種類の異なったストライプが1本おきに交互にでたストライプ。これと同じ感覚の格子柄もあり、これは”オルターネート・チェック(交互格子)、と呼ばれる。
ダブル・ストライプ
「二重縞」のこと。 2本のストライプがひとつのグループになってできる縞柄のことである。また、これと同じようにして格子を形成したものは”ダブルチェック”と呼ぶ。
ケーブル・ストライプ
縞がロープ状になったストライプ柄のこと。 いっぷう変わった凹凸感が特徴。
オーバー・ストライプ
こまかい縞の上に色糸で縞を重ねた縞柄のこと。 地のストライプより、重ねるストライプの方が間隔が広くなる。
オンブレ・ストライプ
1色の濃淡で影のような効果をあらわしたストライプ柄。 影縞ともいい、縞の巾は等しくなっている。オンブレはフランス語で「陰をつけた、濃淡をつけた、くすんだ色の」などの意味がある。
ドッテッド・ストライプ
水玉を縦にならべた感じの縞柄のこと。 ピンヘッドストライプ、ピンドットストライプ、ピンストライプともいう。点編み
トリプル・ストライプ
「三重縞」のこと。 3本のストライプをひとつのグループにして等間隔で並べた縞柄をいう。また、これと同じようにして、格子柄を形成するものはトリプルチェックと呼ぶ。
ブロック・ストライプ
生地の部分とストライプの幅が等間隔の、太い棒縞のこと。
マルチ・ストライプ
いくつかの縞を組み合わせたストライプ柄のこと。 複雑な柄で、新鮮な効果を作り出す。
ヘリンボーン
日本では「杉綾」と呼ばれるクラシックなファンシーパターン。 ヘリンボーンとは「ニシンの骨」の意味で、形が似ていることからこの名がある。現在ではオーソドックスなものの他に、ストライプ柄をのせるなどしてファンシーな感じのものが多くあらわれている。
ブロークン・ヘリンボーン
不規則な形にしたくずしたヘリンボーン柄のこと。 「みだれ杉綾」と呼ばれる。
バーズアイ
円の中に点が入っている1種の水玉模様を全面にちりばめたような織柄のこと。バーズアイは「小鳥の目」を意味している。大きな柄(ビッグバーズアイ)から小さな柄(スモールバーズアイ)まで変化も多い。
ウインドーペーン
窓枠格子のこと。 西洋のそれに見られるタテに長い長方形の連続模様である。クラシックパターンのひとつ。
シャークスキン
シャークスキンとは「鮫の肌」のこと。 鮫の皮のように、斜めにこまかいジグザグのはいった柄をいう。背広の代表的な柄のひとつである。
ハウンドツース
「千鳥格子」のこと。 ハウンドは「猟犬」、ツースは「歯」。つまり犬の歯が並んでいるようにみえることからこの名称がある。別にドッグツース、ともいい、シェファードチェックに似た柄だが、このほうがアクセントも強く変化に富み、猟犬の牙の感じがする。
ピケ
表面にコーデュロイのような畝があらわれた2重織り組織の生地のこと。丈夫なことが特徴で、コットンピケはシャツ地などに、ウールのそれはスラックス地などに使われる。
グレンチェック
グループドストライプを縦横に走らせた格子柄のこと。 チェックとプレードを比較すると、ともに格子柄のことではあるが”チェック”が比較的小さいそれをあらわし、”プレード”がより大柄のチェックを意味している。
ガンクラブ・チェック
同色の濃淡、また色違いの2種類のシェファードチェックを組み合わせた、小格子柄のこと。1874年、アメリカ狩猟クラブが結成されたとき、そのユニフォームの柄に採用されたことからこの名称が付けられている。カントリージャケットの古典的な柄としてなくてはならないもののひとつである。
オーバー・チェック
チェックの上に、チェックを重ねた柄のこと。 地のチェックが小柄に、上に重ねる格子が大柄になる。グレンチェックにウインドーペーンを重ねるなどやり方がある。
シェファード・チェック
小柄のチェックで、日本では”小弁慶”と言われるもの。 たてとよこが普通の場合は同じ巾になる。シェファードは「羊飼い」のことで、もともとは羊飼い用の白黒碁盤縞の布地模様を意味していた。また、白黒以外に色を多く使ったものはファンシー・シェファード・チェックの名称で呼ばれる。
シャドー・チェック
「影格子」と呼ばれる。 一見無地に見えるが、光線の具合によってチェックが浮き立って見えるもの。地味なビジネススーツの柄によく見られる。
ピンチェック
無地のように見えるごく小柄の格子のこと。 「みじん格子」といって、チェックの中でももっとも小柄のものである。別に”ミニチュアチェック”ともいう。また、これに近い感覚の小柄を"スモールチェック"という。
プレイド
格子の中でもチェックより大き目の「大格子」のことをいう。 タータンチェックとタータンプレイドのごとくである。
オーバー・プレイド
越格子のこと。 ひとつの柄の上に、さらに大きな格子を配した柄のことで、グレンチェックをベースに、赤の大格子をかけた柄などはその例。
グレンプレード
大柄のグレンチェックのこと。 正しくは”グレナカートプレード”と呼ぶ。スコットランドのアークハート谷で14世紀、キャロライン夫人によって織られたところからこの名称が付けられている。かつてウインザー公が好んで服に用いたので”プリンスオブウェ-ルズプレード”の別名もある。背広の柄としてはもっともオーソドックスなもので、ビジネススーツにも多用されている。
プリンスオブウエールズ・プレイド
グレンプレイドの別称。 ウィンザー公によって見出されたところから、この名称がある。
クラシック・パターン
古くに考案され、現代衣服に定着してしまったパターン(柄)のこと。「古典柄」ともいい、ペンシルストライプ、ヘリンボーン、グレンチェック、タータンチェックなど長い伝統に支えられた良さを保っている。

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ツイードの種類

ツイード
ツイード
太い紡毛糸を使って織られた平織り、または綾織りの生地の総称。スコットランドのツイード河流域を原産地とする。スポーティな感覚が持ち味で、カントリーライクなコート、ジャケットに多用される。名称は地名などに因んだものが多くハリスツイード、エディンバラツイードなど多くの種類がある。
ハリス・ツイード
ツイードのなかでも、もっとも有名なもの。 スコットランドはハリス島周辺を産地とする手織りツイードのこと。この名称はハリスツイード協会のトレードマークである。 英国製ハリスツイードジャケット
ドネガル(ドニゴール)ツイード
アイルランドのドニゴール地方で織られたツイードのことで、経糸と緯糸の色を違え、さえた原色が節になって点在する。野生にあふれた感覚が特徴。ドガネルツイード、ドニゴールツイードともいう。
スコッチ・ツイード
スコットランド産のツイードの総称。 単に”スコッチ”とも呼ばれる。
シェトランド・ツイード
シェトランド群島を原産地とする羊毛糸で作られたツイードのこと。ごく柔らかなタッチが特徴でコート、オッドジャケットなどに最適のもの。また、この紡毛糸で編まれたセーターはラムウールと並んで代表的な若者のセーターのだ代名詞とされている。
サマー・ツイード
夏用のスーツやジャケットなどに使われるツイードの総称。 必ずしもツイードだけに限るというわけではなく、ツイード特有のザラッとした感触の素材がここには含まれる。たとえばコットン・ツイードやシルク・ツイードなど。
ヨークシャー・ツイード
イギリスはヨークシャー産のツイードのこと。 一般的に安物のイメージがある。
ホームスパン
「家で紡がれた」の意で、ざっくりとしたハンドメード(手織り)の感覚を大切にしたツイードの1種。厳密な意味においては、手織りスコッチをさす。
ナップ・ツイード
ナップは「節」のこと。 節糸を使ってナップを織り出したツイードの総称。ドニゴルツイードなど。
アイリッシュ・ツイード
アイルランドを原産とするツイードの総称。 ドニゴル・ツイードなどが有名である。
ホップサック
目が粗く、ラフな感覚を持ち味とした平織りツイードの1種。 ジャケットに使われるが、最近では新しいジーンズの材料として用いられる。
サクソニー
メリノ種の紡毛で織られたツイードの1種。 細番手の紡毛であることからフラノとメルトンの中間的な風合いを持つ。ツイードでは比較的目のつんだもの。最初、ドイツのサクソニーメリノを原料として作られたためこの名称が生まれた。

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スーツに使われる織物の種類

ギャバジン
ウール、またコットンから作られる綾織り地。 綾目が斜め65度にのぼっていくのが特徴。それぞれ”ウールギャバジン””コットンギャバジン”の名称で呼ばれる。昔は仕事着、子供服に使われることが多かったが、現在ではコート、スラックスの生地として使われることが多い。どんな色でも少し白っぽく染まり、金属的な光沢が出る。戦後、”ギャバジンルック”として 大流行したことがある。
サージ
梳毛糸、または綿糸を使った綾織り地のこと 。綾目が斜め45度にはっきり出るのが特徴。「背広はサージに始まりサージに終わる」と言われたように背広地の代表的な生地である。しかし最近ではブレザー、コート、学生服などに使われることが多い。
サクソニー
メリノ種の紡毛で織られたツイードの1種。 細番手の紡毛であることからフラノとメルトンの中間的な風合いを持つ。ツイードでは比較的目のつんだもの。最初、ドイツのサクソニーメリノを原料として作られたためこの名称が生まれた。
サッカー
正しくはシアサッカーという。 表面がリップ状になった、夏用の綿、または合繊地のこと。薄手でさらっとした肌触りを持つ。ストライプ、チェックの双方がある。
シアサッカー
サッカーの正式名称。 夏になると、カジュアルなスーツからスイムトランクスにまでよく見受けられる。
バラシア
スペインを原産としたメリノ種の羊毛の梳毛糸でななこ織りした生地。多くは黒またはグレーでネクタイや夜間向きのフォーマルウエアに用いられる。
ポーラー
太い強撚糸から作られた平織りのウーステッド地。盛夏用のスーツなどに用いられる。
フレスコ
極端に目の粗い織り方をしたポーラーの1種。 ロンドンのガニヤ商会の商品登録名。蚊帳のような感触に特徴がある。イギリスではポーラーをこの名称で呼ぶ。
ベネシャン
サテンのような感じの重ね繻子織りの生地。 スーツなどに用いられるほか黒無地のものはフォーマルウエアとしても用いられる。イタリアのベニス(ベネチア)にちなんで、この名称がある。
ホームスパン
「家で紡がれた」の意で、ざっくりとしたハンドメード(手織り)の感覚を大切にしたツイードの1種。厳密な意味においては、手織りスコッチをさす。
モヘア
アンゴラ山羊から作られる、金属的な光沢のある平織り梳毛地。サマーマテリアルの代表的なもので、夏季のフォーマルウエアによく用いられる。羊毛、木綿などとの混織にもみられ、キッドモヘアはその1種である。
フラノ
ツイードと並んで、紡毛地を代表する織物のこと。 平織り地をフェルト仕上げにしている。やわらかく、暖かいタッチが特徴となっている。正しくは"フランネル”という。フラノは後ろ半分を省略した呼び方に”ネル”があり、共にフランネルのことをいう。クラシックリバイバルの影響で、フランネルの、特にスーツでのそれが流行の気配を見せている。
コーデュロイ
畝を特徴とした光沢のある木綿地のこと。 一般に”コール天”と呼ばれている。カントリー素材として最適であるし、最近ではジーンズに変わる素材として、街着用にも進出している。畝をなくした"リブレス・コーデュロイ”脱色されフランスで人気を呼んでいる、”デラベ・コーデュロイ”など変化、種類も特に多い。特に畝の狭いそれを”ピンウエール・コーデュロイ"広いものを”ワイドウエール・コーデュロイ”と呼ぶ。
ツイード
太い紡毛糸を使って織られた平織り、または綾織りの生地の総称。スコットランドのツイード河流域を原産地とする。スポーティな感覚が持ち味で、カントリーライクなコート、ジャケットに多用される。名称は地名などに因んだものが多くハリスツイード、エディンバラツイードなど多くの種類がある。
ベルベット
絹で作られたビロードのこと。 濡れたような光沢を持ち、ドレッシーなパーティウエアなどに用いられる。種類としてはアンカットベルベット(パイルのワナを切ったもの)、エンボスドベルベット(模様のあるもの)などがある。
ベルベッティーン
綿で作られたビロードのこと。 俗に「別珍」と呼ばれる。もちろんフルネームがなまった呼び方である。ベルベットよりもくだけた味が楽しめ、カジュアルなジャケット、スラックスにもよく使われる。
ベロア
織り目がつんでいるにもかかわらず、ビロードのような感触が特徴の、柔らかく、ケバのある紡毛地の1種。もともとは、パイル織り、また繻子織りのしっくりとした光沢をもつ厚手織物のことをいった。転じて、このような風合いをだすことを”ベロア仕上げ”とよんでいる。コート地に多用される。
リネン
亜麻繊維から作られる糸、織物などの総称。なめらかで強く、光沢のあるのが特徴。リンネルと一般に呼ばれ、シーツ、テーブルクロス、ハンカチーフなどによく使われる。
カシミア・ドスキン
カシミア、またはカシミア調の柔らかなウール地をドスキン織りに仕上げたもの。礼装用の服に多く用いられるように、上品な感覚にあふれている。
ドスキン
目のつんだビロードのような光沢をもつ生地のこと。 礼服地として使われる繻子目羅紗(しゅめらしゃ)とも呼ばれる。
ツイル
撚糸(2本ないし、3本の糸を撚り合せた糸)で織られた織物の総称。目のつんでいるのが特徴。材質によってナイロン・ツイル、テトロン・ツイル、コットン・ツイルなどと呼ばれる。コート、ジャンパーに使われることが多い。
キャバルリーツイル
非常にはっきりしたダイヤゴナル柄を特徴とする織物。 さまざまな素材で作られ、カジュアルなスーツ、ジャケットなどに用いられる。”トリコチン”の別名もある。
アムンゼン
梨地織(表面にちりめんのようなしぼりを特徴とする織り方)の生地のひとつ。ハンカチーフなどに用いられるほか、最近ではスーツ素材としても使われる。
ウーステッド
「梳毛」のこと。 また梳毛糸(ウーステッドヤーン)で織った織物の総称。原毛の段階で梳(くしけず)られた長くて細い、なめらかな感触をもつ糸(長繊維)で織られている。ビジネススーツのもっとも一般的な生地である。ウーステッドという名称はイギリス・ノーフォーク地方の町の名前に因んでいる。特徴としては、織り目がはっきり出ること、コシが強くてシワになりにくいこと、張りがあることである。
ウーステッド・ファブリック
ウーステッドを原料とする織物の総称。 織り・柄の変化が多く、丈夫でカチッとしているところから、ドレスアップ感覚、シティの雰囲気にマッチしてもっとも使いみちの広いメンズ素材とされている。使われる色糸の数によって3杢(もく)、4杢ウーステッドと呼ばれたり、起毛することによってミルドウーステッド、織りの状態によってマットウーステッド、毛羽を残したアンフィニッシュド・ウーステッドなど変化と種類も多い。
ウーステッド・フラノ
ウーステッドを原料に作られたフラノのこと。 普通、フラノは紡毛から作られるので、特にこの名称で呼ばれる。”梳毛フラノ”ともいうことがある。
マットウーステッド
ウーステッドの1種で、表面感がマット状に仕上がった平織りのものである。多くは色無地で使われる。
ミルドウーステッド
縮絨加工された梳毛地のこと。 表面がわずかにケバだち、柔らかな感じを特徴とした綾織りである。ケバの感じによってハーフミルド、クォーターミルドと呼ぶ。
ウーレンファブリック
ウーレンとは「紡毛」のこと、原毛段階で梳られた時、機械に落とされた太く短い、ケバだった糸(短繊維)で織られたものをウーレン(紡毛)と呼んでいる。ウーレンファブリックはこうした紡毛を原料に作られた織物の総称である。ざっくりしたラフな感覚でスポーティ、またカントリーライクな衣服の材料とされている。代表的なものにツイード、フラノがある。
クレープ
「縮み織り」の1種。 シャツ、サマージャケットに使われる。”クレープシャツ”といった場合は、夏の下着として快適なアンダーシャツのことになる。近頃は伸縮性の考慮されたクレープ地も開発され、さわやかなフィット感が楽しめる。また、腕や帽子に巻く喪章のこともこの名で呼ばれる。黒クレープ地で作られたそれが多いことから名づけられたものである。
梳毛チェビオット
チェビオットは普通、紡毛糸で織られるが、梳毛糸(ウーステッドの項参照)で織ったチェビオットのことを特にこの名で呼ぶ。
梳毛ツイード
ツイードは紡毛地の代表とされる生地だが、軽い感じを出すために梳毛糸で織られたツイードのことを特にこう呼ぶ。
梳毛フラノ
梳毛ツイードと同じように、梳毛糸で織られたフラノのこと。 ウーステッドフラノともいう。
チェビオット
イギリスはイングランドとスコットランドの境界にあるチェビオットヒルズ周辺を原産地とする、ブラックフェース種の羊毛から織られたツイード地のこと。一般のツイードと比較して組織が密で、タッチが柔らかく全体に光沢のあるのが特徴。コート、スポーツジャケットなどに使われる。
スポーテックス
チェビオット種の紡毛を使った平織りのホップサックツイード。 ロンドンの高級生地メーカー「ドーメル」社の商品名だが、現在では一般名として通用している。
トロピカル
トロピカルは「熱帯(地方)の」意味。 つまり強撚糸で織られた盛夏用の平織り、もしくは綾織りの薄手生地。トロピカルウーステッドが正式名称。また、サマーウーステッドの別称もある。
ナップヤーン
「節糸」のこと。 糸のところどころに節があり、生地にした場合、これが表面にでて野趣あふれた変わった効果を与える。
パームビーチ・クロス
サマースーツ用の平織り地。 タテに綿糸、ヨコにウールを用いて織られる。アメリカのパームビーチ社の商標登録名である。
ビエラ
正確にはビエラフランネルであり、フランネルの1種。梳毛糸と綿糸を交織して作られ、独特の柔らかみが出る。カントリーライクなシャツなどに用いられる。もとは英国ウイリアムホーリンスの商品名。
メリノ
メリノ種の羊。 または、その羊毛で織り上げられた梳毛織物のこともいう。メリノ羊はスペインを原産地とする羊で、非常に繊細で良質の毛がとれることで有名。高級ウーステッド地として用いられる。
ラムズウール
生まれて7ヶ月ほどの仔羊(ラム)の毛から作られた。 柔らかで良質の織物または毛糸。セーターに多く用いられる。
テーラードニット
スーツ、ジャケット、スラックスなど男の重衣料の素材用に開発された、新しいニット素材のこと。多くはポリエステル100%またはポリエステル/ウールの混紡から作られる。外観がウーステッドとそれほど違わず、シワにならない、伸縮性があるなど数々の利点をもち、新しいメンズウエア素材として期待されている。アメリカではすでに一般化してるが、日本では特にゴルフスラックス用に多く使われている。
杢糸
ファンシーヤーン(意匠撚糸)の1種で、異なる色の単糸を2本または3本拠り合わせて作られたもの。使う色糸の数によって3杢、4杢などと呼ばれる。英語ではツイストヤーン、といい、左撚りをZツイストと呼ぶ。
ケンプ
針金状の粗雑なウール繊維で、一般に死毛と呼ぶ。 ハリスツイードなどに見られるもの。
テキスタイル
織物、布地、織物の原料、テキスタイルデザインといえば織物を考案することとなる。
ファブリック
いわゆる生地の総称。 単に織物をさすこともあるが、それよりも繊維製品(織物、編物、組物、不織布など)全般を意味する度合いが強い。
トラウザリング
トラウザー、つまりスラックスを作るのに適した素材の総称。 しかし、主としてモーニングコートなどのボトムに用いる縞ズボンの生地を指す場合が多い。
スーティング
スーツを作るのに適した素材の総称。 狭義の意味では、あらかじめスーツ用として織られた生地のことをさし、広義の意味ではスーツ用として使える可能性のある生地全般をさす。

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パンツ・スラックスのシルエット

ストーブパイプ
ストーブの煙突のように、ヒップから裾までストレートな円筒型になったスラックスのシルエット。アイビースラックスに見られる型。
パイプドステム
煙突のように上から下まで同じ太さのシルエットをもったスラックスの型。ストーブパイプと同義。
テーパード・スラックス
裾口へ向かって先細りになったシルエットのスラックス。 よりテーパードになり、脚にぴったりしたものを”スリム・スラックス”また、極端にスリムなことを”スーパースリム”と呼んでいる。ブリティッシュモデルにみられるテーパードスラックス、マンボズボンに見られるスーパースリム。
オックスフォード・バックス
スラックスの1種。 1920年代に、英国のオックスフォード大学の学生たちが使い始めたことから流行した。極端に太いシルエット、ちょうど、バッグ(袋)のような形であるところからこの名が付けられた。股上が深く、広いウエストバンドがつき、1本あるいは2本のタックをとり、ヒップから裾にかけて太いままのシルエット、裾の折り返しは深く付けられているのが特徴。バギーパンツの原型。
バギーパンツ
股上が深く、ヒップから裾にかけて極端に太いシルエットを持つスラックス。バッグ、つまり袋のように太い、といった形容からこの名がついた。それほど太くないタイプのものをセミバギーと呼んで区別している。オックスフォード・バッグス。
セミバギー・パンツ
バギーパンツのイメージを全体におとなしくした感じのスラックス。バギー(袋のような)なシルエットではあるが、それほどダブダブな感じではなく、タックも1本だけとられる場合がある。ウエストをシャーリングするなど、本格的なバギーパンツよりはるかに軽快でしゃれた感覚が楽しめる。
フルパンツ
バギーパンツの別称。 フル(満ちている、いっぱいの、十分な、だぶだぶの、などの意味)なイメージからこう呼ばれる。
ハイライザー
股上が深いスラックスの総称。 オックスフォード・バッグス、バギーパンツに代表される。
コンティニュアス・タイプ
コンティニュアスは「絶え間のない、とぎれない」等の意味。 転じて「区切れのない型」のことになる。つまりスラックスのスタイルの1種でウエストバンドのないものをいう。多くはヒップハンガーのパンタロン用のデザインである。
ペッグトップトラウザース
腰まわりをごくゆったりとり、裾口へいくにしたがって極端に細くしたスタイルのズボンのこと。1910年代に流行した。最近クラシックリバイバルの波にのって再登場し、デザイナー高田賢三がこれに似たパンツを発表したり、日本ではバレル(樽)パンツ、鯨パンツの名称で人気がある。
トップパンツ
ペッグトップパンツの略。 紡錘型のシルエットを特徴とするもので、つまり、ウエストからモモにかけてふくらみ、裾で急速に細くなっているもの。バギートップと同じで、近頃人気のパンツのひとつ。
チャールストン
ジーンズのシルエットの1種。 1920年代に大流行したダンスの名から呼ばれている。当時の雰囲気を伝えるラインで、膝部分がふくらみ、裾がつまったペッグトップのデザインである。
フレヤードスラックス
裾広がりのシルエットを持つスラックスの総称。 ベルボトム・スラックスがその代表的なものだが、比較的おとなしいシルエットのそれをジェントリーフレヤードとの名前で呼ぶことがある。
ジェントリー・フレヤード
フレヤード・スラックスの中でも、ごくおとなしい感じのものをさしていう。特にヨーロッパ調のファッションの影響をうけたトラディショナルモデルのスラックスのシルエットをさすことが多い。ニュートラディショナルを象徴する言葉である。
パンタロン
フランス語でスラックスの総称を意味する。 ズボンのもともとの概念は、ここに由来している。日本では特に裾の広がったシルエットを持つスラックスのことを、この名前で呼ぶことが多い。ベルボトムスラックス、フレヤードスラックス。
ベルボトム・スラックス
膝までは比較的ぴったりし、膝下から裾にかけてちょうどベル(鐘)のように広がったシルエットのスラックス。ヒップ下から広がったものはセーラーパンツ、極端に広いものはエレファントベルの名称で呼ばれる。トラペーズライン、トランペットラインの別称もある。
エレファントベル
極端に裾が開いたベルボトムスラックスのこと。 「象のような」の形容で呼ばれるように、35cm以上の裾周りをもつものである。
ローライズスラックス
股上のごく浅いスラックスの総称。 ヒップハンガー。
ヒップハンガー
股上の浅いヒップにかけてはく感じのスラックスの総称。 ヒップボーンスラックスの別称は、ヒップボーン、つまり腰骨にひっかけてはく感じからきている。ローライズズラックス。
ギャザードパンツ
ウエストに数本のギャザー(ひだ)を寄せたルーズなパンツ。股上が深く、裾すぼまりになったシルエットも特徴とされるが、中には折り目をとったプリーツレスタイプのものもあらわれている。
スキニー・パンツ
脚にまとわりつくほどのタイト・フィッティング型スラックスのこと。スーパー・スリムとも呼ばれる。
ストレート・レッグ・スラックス
ヒップから裾まで直線的なシルエットを特徴とするスラックス。ストーブパイプ、パイプドステムと同じ意味の新しい呼び方でアイビースラックスが代表している。
デッキパンツ
膝下よりやや長め丈の、全体にぴったりとフィットしたスラックス。
ワイドレッグモデル
上から下まで幅広いシルエットのままのスラックスの総称。 フレアーしないで、直線的なところに特徴がある。
フェズレパンツ
フェズレ(あるいはフィズレとも)とはフランス語で「紡錘形の」「(円柱が)中太の」といった意味。つまり紡錘型パンツのことで、この極端なシルエットのパンツがパリを中心に台頭している。
プリーテッド・トラウザース
ウエスト前面にプリーツ、つまりヒダをとったオーソドックスなスラックスの総称。ワンタックパンツツータックパンツがあり、内倒し、外倒しの区別がある。内ヒダは”リバースプリーツ”という。また、近年はタックのないノータックパンツが流行している。
タブクロージャー
タブを用いて締めるもの」という意味で、持ち出しの付いたベルトレススラックスなど、そうしたものの総称。
ベルトレス・スラックス
ベルトを用いないではかれるスラックスの総称。 多くはウエストバンドの先端に持ち出しが伸びボタン留めとされる。脇にアジャストタブ(アジャスター)が付けられるのも特徴のひとつである。スポーティな用途に使われることが多い。

オーダーパンツ・スラックス

スーツ・パンツ・コートのポケット

フラップポケット
たれぶた、雨ぶたの付いたポケットのこと。 「雨ぶたかくし」ともいう。フラップは「ばたばたする、はためく」などの意。
雨蓋隠し
フラップポケットのこと。 雨蓋(フラップ)のついた隠し(ポケット)の意。外来の服飾用語を日本語に直した言葉の中でも秀逸なものである。
フラップ・アンド・ボタンダウン・ポケット
フラップ(雨ぶた)をさらにボタン留めにしたポケットのこと。 スポーティなディテールのひとつである。
ウエルテッド・ポケット
へり飾りのあて布を付けたポケットのこと。 背広の胸ポケットがこれに当たる。ウエルトとは「へり飾り」のこと。ウエルトポケット、箱ポケットともいう。
チェスト・ポケット
胸ポケットの総称。
アウトポケット
セットインポケットに対して、はりつけポケットのこと。 パッチポケットともいう。またインナーポケット(内ポケット)に対して外側に付けられるポケットの総称としても使われる。
パッチ・ポケット
張り付けポケットのこと。 スポーティなデザインの服に使われる。
パッチ・アンド・フラップポケット
フラップ「雨ぶた」の付いた張り付けポケットのこと。
チェンジポケット
背広上着の右脇ポケットの上に付けられた小物入れ用の小さなポケットのこと。小銭のほか切符などを入れるところからチケットポケットの別称もある。
フォブ
クラシックなスラックスの上部につく懐中時計用のポケットのこと。ウォッチフォブポケットまたはフォブポケットともいう。フォブチェーン(時計鎖)の先につける小さな飾り物を意味することがある。
スランテッド・ポケット
斜めに切ったポケットのこと。 アメリカのデザイナー、ジョンワイツのデザインしたジャケットのポケットはすべてこのようになっていることで有名。
アコーディオン・ポケット
楽器のアコーディオンの胴に見られるような「たたみヒダ」をつけたポケットのこと。このヒダをアコーディオンプリーツと呼ぶ。カーゴパンツなどのポケットに見られる、大きくて機能的なものである。
カンガルー・ポケット
スポーツウエアの前身頃中央に付いた大型のパッチポケット。カンガルーの腹袋を連想させるので、この呼び名がある。アノラック、ヨットパーカに見ることができる。
クレッセント・ポケット
切り口が三日月状にカーブしたポケットのこと。 ウエスタンシャツのポケットデザイン、ウエスタン歌手用の派手なジャケットのそれに多く見られる。
ジェッテッドポケット
両玉ブチのポケットのこと。 ダブルパイピングポケットともいう。
スカラップ・ポケット
フラップポケットの変型で、フラップが逆山型になったもの。 スカラップはもともと帆立貝(scallop)のことで、この貝の縁に似せた形をこう呼んでいたもの。scarapはそれから転じて日本語化したものと思える。また、理容用語のスカルプチュアカット(レザーカット)から転じたという説もある。
スリット・ポケット
箱ポケットの1種で、玉ぶちのポケットのこと。ジャケットやスーツに切り込みを入れ、内側に袋布のあるポケットの切り口を飾ったもの。
チケットポケット
チェンジポケットの別称。 切符(チケット)やコインを入れることから、この名称がある。右ポケットの上に付けるのは機能的な面からも当然である。
セットイン・ポケット
パッチポケットに対して、切り込みポケットの総称。
バーチカル・ポケット
切り口を垂直にとったポケットのこと。 対して水平のものをホリゾンタルポケットと呼ぶ。
パイピング・ポケット
玉ぶちポケットのこと。
ハンドウォ-マー・ポケット
ピーコートなどに見られる両脇にタテに付いた切りポケットのこと。ハンドウォーマーとは「手を暖める」の意。マフポケットの別称もあるが、この場合は婦人がもつ毛皮でできたアクセサリーのことを意味するニュアンスが近いいい。
ヒドンポケット
隠しポケットの総称。 新しいものではスラックスのヒップポケットの切り口をウエストバンドにつなげた形のものがある。
ベロウズポケット
両脇、底にヒダをとったパッチポケットのこと。 物を入れた時のふくらみ方がベロウズ(ふいご)に似ているところから、この名称がある。サファリジャケットなどによく見られるポケットデザインである。
ポシェット
ベストについている小型のポケットのこと。 また、ポケットチーフのことも意味する。
ポッシュバトオ
背広の胸ポケットで、両端が平行とならずに平たい逆台形になっているもの。袖側に向けて斜めにあがっているのも特徴。ヨーロピアン調の服に多く見られる。ポッシュバトオはフランス語で「ボート型のポケット」の意味である。
スラッシュ・ポケット
スラックスのサイドポケットに見られるもので、縫い目に沿って深い切り込みがとられたタテ型のポケット、また上部でわずかに開いた形のポケットをいう。前者をバーチカルスリット、後者をフォワードカットと特に呼ぶことがある。
ホリゾンタルスリット
ジーンズの前ボタンのように、切り口が水平にカットされたポケットのこと。スポーティなポケットデザインである。
マフポケット
ピーコートなどに見られる、垂直に切り口があけられたポケットの俗称。
ルーミィポケット
アクセントとしての大型のパッチポケット、ポケット自体が大きいだけではなく、プリーツやギャザーをあしらったタイプのことである。

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袖・スリーブの種類

スリーブ
シャツ、ジャケット、コートなどの「袖」のこと。 種類としてはセットインラグラン、セミラグラン、スプリットラグラン、ドルマン、キモノ、エポーレットドロップショルダー、キャップ、ベル、パフ、パピヨン、ブラウス(ビショップ)、シープレッグ(チキンレッグ)、トランペット、テーパート、フレンチ型などがある。長短による分類については、ハーフスリーブの項参照。
セットイン・スリーブ
普通袖のこと。 一般の背広の袖に見られるような身頃と袖を付け合せたタイプの袖。
ラグランスリーブ
肩をつけずに衿ぐりの上から袖ぐりの下までを斜めに切り替えて、そのまま袖としたもの。”肩抜き袖”のこと。クリミア戦争(1853年~1856年)の時、イギリス軍の最高司令官であったラグラン卿(1788~1855年)が、肩を負傷した兵士のために、機能的な袖を考案したことから、この名称が生まれた。トレンチコートといい、ダッフルコートといい、戦争は多くのアイディアを服飾界に与えているものである。
セミ・ラグラン
一見、普通袖と同じに見えるが、袖山からカフスまで縫い目が通っているのを特徴としたラグラン・スリーブのこと。スプリット・スリーブともいう。
スプリット・ラグラン
ラグランスリーブの変種で、肩の縫い目から前が"セットインスリーブ(普通袖)”、後ろが”ラグランスリーブ”となってる袖のこと。ワンサイドラグランともいう。コートなどによく用いられる。

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ジャケットのバックデザインの種類

バック・トリートメント
スーツ・ジャケットの背面デザイン処理のこと。 ファンシーな雰囲気を盛り上げるため、機能性とは別の観点から変型ヨークセンタープリーツアクションプリーツバックベルト(背バンド)などを特徴とするもの。ファンシーバックなどともいう。
バックベルト
背中に付けられた服と共地のベルトのこと。 カジュアルなことのデザインとして用いられることが多い。
ファンシーバック
さまざまなディテールデザインがほどこされた背中部分の総称。特にスーツ、ジャケットについて新しく使うことの多い用語である。ストレートヨークやスカラップヨークなどの変型ヨークをつけたもの、それにバックベルト付きとしたもの、サイドボディといって曲線的なシームとなったもの、センタープリーツ&バックベルトとしたものなど変わったデザインで種類も多い。スーツのスポーティ化のあらわれといえる。ニュートラディショナル調のものに多く見られる。また、バックアクセントやバックトリートメントの言葉もある。

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ジャケットのプリーツの種類

アコーディオン・プリーツ
アコーディオンの蛇腹に見られるような、折りたたみのヒダ。 スポーティなシャツやジャケットのポケット、スカートなどに見られる。
センター・プリーツ
ジャケットなどの背中、中央縫い目にとられるヒダのこと。スポーティなアクセントのひとつでありバックベルト(背バンド)と共に用いられることが多い。
アクション・プリーツ
ノーフォーク型のジャケットやジャンパー、ユニフォームのジャケットに良く見られる、動作を楽にするために、袖の後ろの部分や、背中の中央にとられた機能的なプリーツ(ヒダ)のことである。
ベロウズプリーツ
アクションプリーツの正式な名称。 機能性を増してより快適な気分をするために、ジャケットなどの後ろサイドに深くとられたヒダのことである。

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ジャケットの装飾デザイン

エルボーパッチ
スポーツジャケットやセーターの袖の肘(エルボー)に付けられるあて布のこと。革で作られることが多く、機能的な面よりもアクセントとして付けられることが多い。
ガンパッチ
肩から胸にかけて付けられる当て布。 ハンティングジャケットシューティングジャケットに見られるほか、カントリーライクなオーダージャケットのアクセントとして用いられる。もともと銃を肩に支えるように付けられていたデザイン。エルボーパッチと同じく革製のものが多い。ガンフラップの別名。
レザーパッチ
カントリー調のツイードジャケットなどの肩やひじ部分に張り付ける革片の総称。
スロートタブ
カントリーライクなコーデュロイジャケットなどに見られる、上衿に付けられた小さな持ち出し(タッブ)のこと。スロートラッチとも呼ぶ。
エポーレット
肩章のこと。トレンチコートやジャケットの肩に多く見られる。
エンブレム
「紋章」のこと。 ブレザーの胸ポケットに飾る縫いとりで、俗にワッペンと呼ばれる。
タブ
衣服に用いられる「持ち出し」のこと。 実用、装飾用として使われる。カントリー調のツイードジャケットフラノジャケットなどの左上衿、タブカラーのシャツに見られるもの。またパイルなしのテリークロスの一種の名称でもある。

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テーラードジャケットの種類

ジャケット
一般に上着を意味する。特に背広型のそれをいうことが多い。ウエストレングスのジャンパーから、スリークォーターレングスのコートまでジャケットと呼ばれることもあり、その種類と変化も多い。
オッド・ジャケット
オッドとは「片輪の」「ちんばの」といった意味。 つまり、それひとつでは成り立たない性格を持った上着のことをさしているが、一般にスポーツジャケット、ブレザーなどを含む替え上着の総称。
ブレザー
フランネル地を使い、メタルボタンを特徴としたスポーティからドレッシーまで多く使用されるジャケットの1種。19世紀中ごろから、有名なオックスフォード対ケンブリッジの対抗ボートレース競技の際、ケンブリッジの選手が着用したユニフォームの燃えるような赤から「ブレイザー」と名づけられたという。現在では、もっとも使用範囲の多いジャケットとして老若男女を問わず人気が高い。素材も、本来のフランネルのほかに多用され、夏用のものでは、白の貝ボタンが付けられる。共地のスラックスを配したものはブレザースーツと呼ばれ、ビジネスウエアとしても通用する。
ノーフォークジャケット
19世紀から20世紀にかけてイギリスで狩猟用、ゴルフ用などに使用されていたスポーツジャケット、その後、ノーフォークタイプのスーツ、ジャケットが1910年代のタウンウエアとなり、現代まで引き続いてベーシックな男の衣料となっている。シングルブレステッド、ベルト付き、大きなパッチ・アンド・フラップポケット、背中の中央にプリーツ、両脇にアクションプリーツを特徴とし、ボタンは革のくるみボタンが付けられる。
ハンティング・ジャケット
狩猟用のジャケット。 肩にガンパッチが付き、シングルブレステッドツイードなど主にざっくりした素材が使われている。
スペンサー・ジャケット
スペンサーとはもともと18世紀末から19世紀中ごろまで流行した、短いコートの総称である。これに似せたウエストレングスのジャケットをこの名称で呼び、現代に再び登場している。初めて着用したといわれるジョージ・ジョン・スペンサー(1758~1834年)の名前に因んだもの。
イートンジャケット
イギリスの有名な学校「イートンカレッジ」の制服として用いられる丈の短いジャケットのこと。ごくオーソドックスなオッドジャケットのウエストから下を切り落とした感じである。また制帽として用いられたものは”イートンキャップ”と呼ばれる。
ページボーイ・ジャケット
ホテルや劇場などのボーイ(ページボーイ)の制服として知られるショート丈のジャケット。スペンサージャケットなど短い丈の上着の流行から注目されるアイテムのひとつとなっている。
アイゼンハワー・ジャケット
アメリカ陸軍の制服として第二次世界大戦時から採用されたウエスト丈の短い上着、アイクジャケットの別称がある。
カラーレス・ジャケット
衿なしの上着の総称。 ビートルズが初期に着用したステージユニフォームのカルダンジャケット。またチロリアンジャケットやカーディガンジャケットにこのタイプのものが見られる。
ウエストシーム・ジャケット
ウエストラインに、はっきりとウエストシームがとられたジャケットで、背中にプリーツやパネルが付けられることもある。第一次世界大戦後のジャズエイジに流行した。
ピンチバックコート
ウエスト部分をより快適なフィット感とするために、背中にハーフベルトを縫いつけプリーツをたくさんとったジャケットのこと。ピンチは締め付ける、摘む」の意味である。
シューティング・コート
スポーツジャケットの1種で射撃や狩猟に用いられるもの。 シューティングジャケットともいう。ハンティングジャケット。
スキート・シューティング・ジャケット
革の肩当を特徴とするジャケット。 スキート射撃用として着られ、多くはギャバジンで作られる。
スポーツコート
替え上着の総称。 アメリカ、イギリスにおいては、ジャケットよりもこの言葉を替え上着の意味に使うことが多い。また、スポーツ専用の上着をいう場合もある。
ドウボーイ・ジャケット
第一次世界大戦時、アメリカ陸軍の歩兵が着用したミリタリーユニフォーム。立衿で両胸と両腕に大型のフラップ&プリーツパッチポケット付き、エポーレットが飾られる。ドウボーイは歩兵を意味する俗称である。
トレンチジャック
ちょうどトレンチコートのウエストから下の部分を切り離した感じのショートジャケット、エポーレット、ヨーク、スリープストラップなどのディテールはそのままに、男性的なタッチが濃いのが特徴。
ネールジャケット
ネールカラー(ネールスーツの項参照)を特徴としたジャケット。
マオジャケット
マオカラーを特徴とするジャケットのこと。 共地のスラックスを合わせたものをマオスーツと呼び、ノンスーツとひとつとなっている。
パドックモデル
1930年代に流行したジャケットのスタイル。 シングルブレステッド2つボタン、下のボタン位置をウエストライン上にもってきたハイツー型で全体にスリムなシルエットが特徴である。
ハッキング・ジャケット
乗馬スポーツ用の上着。 またそれをヒントにしたジャケットのこと。ウエストをはっきりフィットさせたシルエットを持ち、裾はフレアーを強く入れている。
ライディングコート
乗馬用のジャケット。 シングルブレステッドで3つボタンが高い位置に付く。シルエットはフィットフレアー。
ラットキャッチャー
乗馬、散歩、狩猟などに用いられるジャケット、またそのジャケットに使われるズボン、シャツ、スカーフのこともいう。
ビアジャケット
アイビーリーグの代表的名門校プリンストン大学の春夏用のユニフォームとして有名な、ホワイトデニムで作られたボックス型のショートジャケット。メタルボタン、パッチポケットに特徴がある。
スポーツジャケット
俗にいう「替え上着」の総称。 スポーツに用いられるというのではなく、スポーティな雰囲気があるということからこう呼ぶ。

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スーツのシルエット・ライン

シルエット
立体を平面化したところに生まれるアウトラインのこと。 また、外観のスタイル・ラインをさしていう場合と、影法師を意味することもある。普通、スーツジャケットスラックス、コートなどのアウトラインを称して呼ばれる。
ウエッジライン
楔(くさび)形のライン。ちょうど楔をたてたようなシルエットをいい、最近のスーツの流行型となっている。肩が広く、裾にいくにつれて細くなる逆三角形ラインやVラインが、この代表的なもの。
パゴダライン
肩先を中国の寺院の塔屋のように、極端に高く持ち上げたライン。肩から続くシルエットも、塔のようにすっきりと流れる。ピエールカルダン創作のもの。
シェープドライン
シェープドは「形作られた」というほどの意味。 全体にボディラインにできるだけフィットさせて作られた背広のシルエット。フランスのデザイナー、ピエール・カルダンが発表した当時は胸、背中をぴったりフィットさせ、裾をフレアーさせていたが、今では全体に密着したシルエットに変化している。
スピンドルライン
紡錘型のシルエット。 中ほどでふくらみ、上下で細くなった形が特徴。最近のヨーロピアン調のパンツに見られる他、スーツなどにも取り上げられている。
ストレート・ハンギング
アイビーリーグモデルトラディショナルモデルの背広のシルエットに見られるライン。ボックス型のずん胴なそれをいう。ちょうど、肩で吊ってまっすぐな感じになるところから呼ばれる。実際に前ダーツもとられていない。ナチュラルショルダーと並んでトラディショナルモデルを象徴する言葉とされてる。
スリムド・ダウン・ルック
広めの肩から続くラインが、やや細めのシルエットでまとめられたV字型のルックス。細っそりした感じで落ちていくといった意味からこう呼ばれ、単にスリムダウンルックともいう。
タイト・フィッティング
ボディラインに見られるように、衣服が体にぴったりと密着している状態をいう。対して、衣服が体から離れているそれをルーズフィッティングと呼ぶ。
ボディライン
身体の線にぴったりとフィットさせた細身のシルエット。 ボディラインシャツ、ボディラインスーツなどの用語がある。
スリム
「細い」「ほっそりした」の意。 スリムルックはほっそりと見える服装のスタイルのこと。スリムスラックスは脚にはりついたような細いシルエットのスラックスをさす。ごくスリムなものには、スーパースリムの形容もある。
チューブライン
ちょうど、チューブ(筒)のように、ほとんどゆとりなく極度にボディフィットした背広のシルエット。ボディラインはこれの日本的な言い方。
トップヘビーシルエット
上半身が重いシルエットということからわかるように、トップスが大きくボトムスの小さい、今流行のスタイルをいう。
トラペーズライン
袖口や上着の裾、スラックスの裾などをフレヤーさせたシルエット。典型的なブリティッシュのスーツスタイル
フレヤードライン
裾が広がったシルエットの総称。 全体にゆるやかで、曲線的なラインに特徴がある。上着の裾、スラックスの裾、スカートのシルエットによく使われる。
ハイウエスト
実施の体のウエストラインよりも高い位置にとられたウエストラインのこと。また、そうした服の総称。エドワーディアンルックシェープドラインオーダージャケットに取り入れられることが多い。
ハイツー
ジャケットのボタン位置を示す言葉で、一般のものより高めにつけられたシングルブレステッドの2ボタンを意味する。ウエストを絞ったジャケットに多く用いられ、Vゾーンも狭めとなる。
ローツー
背広上着、ジャケットの前ボタンの位置が低目にとられた2つボタンのスタイルを総称する。Vゾーンが広く開けられることになる。
アンプルライン
ルーズフィットの新しい表現。 適当なゆとりがありながら、だぶだぶしていないシルエットのこと。
ロングルック
英国調の上着丈を長くした典型的なシェープドモデル。 ロングトルソーラインとも呼称する。
トルソーライン
上着丈を長めにして、全体にスリムな感じを強調したシルエット
ストラクチュア・シェープ
構造的な形の意味。 肩を強調した逆三角形ラインのスーツなど、全体をきちんと作り上げたタイプの服をいう。

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スーツのいろいろ

スーツ
ジャケットベストスラックスの3つ、またはジャケットとスラックスのふたつを同生地・同色柄で仕立てた一式のこと。 一般にいう「背広」で、前者をスリーピーススーツ(3つ揃い)、後者をツーピーススーツ(2つ揃い)と呼ぶ。ツーピース型はスリーピース型の略装とされてる。新しい概念のスーツでは必ずしもこの型式をとらないものが多くなっている。
テーラードスーツ
「男もの仕立てをしたスーツ」の意。背広の凝った呼び方である。 対して女ものの仕立てのことは”ドレスメーカード”という。
ラウンジスーツ
主にイギリスにおいて使われる言葉で、背広全般を意味する。 もともとは、現代の原型として1820年ごろ、にあらわれた男子服のことでラウンジジャケット、3つ揃い感のラウンジスーツへと徐々に変化して、現代の型に定着した。上着がゆったりしていて、気楽に着られるところから、アメリカではラウンジジャケットを、サックコート背広全般をサックスーツと呼んでいる。これは「袋のようにゆったりした上着」の意味を含んでいる。
サックスーツ
「背広」のこと。 アメリカで背広に対して使われる言葉である。 イギリスでラウンジスーツと呼ぶのに対して用いられる。背広の上着はサックコートと呼ばれる。共に「袋のようにゆったりした」の意味からきている。
スート・スーツ
上下を共地で仕立てたごくオーソドックスなスーツを強調して言う言葉。 デュオス、トリオスなどこれまでの概念を超越したスーツが数多く登場し、上下が必ずしも共地でなくてもスーツと呼ぶ考え方が徐々に一般化している現状から「正確な背広」という意味であらわれた用語である。
ダークスーツ
暗い、また黒っぽい色・柄の生地で仕立てられたスーツの総称。 ビジネススーツの代名詞となるほどサラリーマンの制服化している。
ブレザースーツ
スラックスをブレザーと共地・共色柄で作って組み合わせた一式をいう。 多くの場合、ブレザーの基本色である、黒を多く使うためビジネススーツまたフォーマルウエアのひとつとして用いられる。ブラックウォッチタータンと呼ばれる黒と緑で作られるタータンチェックのスラックスを合わせても、現在ではこの分類に入れておかしくない。
セットアップスーツ
組み立てスーツと訳される。 ジャケットとスラックスを異素材で仕立ててスーツとして着こなしたり、バラバラのジャケット、スラックスの中から同感覚のものを選んでスーツに組み立てるといったものをさす。
カントリースーツ
スポーティでカジュアルな感覚をもつスーツのこと。 多くはハリスツイードフラノコーデュロイなどカントリーライクな生地で仕立てられる。
コート・スーツ
コートとスラックスを共地で仕立てたスーツのこと。
ビーフィ・スーツ
ビーフィは「肥満した」の意味であるが、ここでは「肉厚の」の意味にとる。 つまり、厚手の生地に仕立てたスーツの総称である。メルトン、ツイードなどの厚く、ラフな感覚の素材はスーツに仕立てるとウォーム感あふれるカントリースーツに変身する。最近ではこうした素材のスーツを街中でも着ることが流行している。
ツーピーススーツ
ジャケットとスラックスのふたつで構成されたスーツ。 ごく一般的なスタイルだが、全般に普及したのは第二次世界大戦後のことと新しい。アメリカでの服装の簡略化がもたらした現象だが、戦前はスリーピーススタイルで帽子をかぶるのが常識とされていた。共地のベストとオーバーを組み合わせた"フォーピーススーツ”というのもある。
スリーピース・スーツ
ジャケット、スラックス、ベストの3つで構成される本格的なスーツのこと。 もともと、背広はこのスタイルが常識であったが、第二次世界大戦以後、アメリカの簡便ルックの影響もあって長く忘れられていた。しかし、現在ではまた主流となりつつある。「3つ揃い」「3つ組み」のこと。
アソーテッド・スーツ
普通のスーツスタイルだけでなく、セパレーツにも自由に組み合わせを変えることのできるスーツ。 大抵は1着のジャケットに2本のスラックスで構成される。

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カジュアルっぽいスーツ

アンコンストラクテッド・スーツ
「無構造服」と訳される。アンは否定、打消しの意味の接頭語。 コンストラクテッドは「組み立てられた」の意味。つまり、これまでの背広の絶対必要条件とされていた裏地、芯地、パッドを極力無視して仕立てられた、新しいスーツの名称である。 このようなスーツが生まれた背景には、イージーケア性を好む現代人の志向、よりソフトな服を追及するカジュアルファッションの伸展、レジャーライフを希望する生活態度などがある。また、スーツに限らず「アンコンストラクテッドな服」と表現することがあるように、すべての衣料にこうした傾向が伺える。略して”アンスーツ”と呼んでいる。
コーディネート・スーツ
ジャケットとスラックスを別の素材で作って、コーディネートさせ、スーツに仕上げたもの。いわゆるジャケパンスタイルというもの。 スーツとセパレーツの中間的な感覚をもっているが、この例でわかるように「スーツとは上下共、揃いの生地で仕立てたもの」という概念が変化してきている。コーディネートスーツはまたは、上下の色・柄がどこかで関連しているものをも意味するが、デュオス、トリオスといった新しい言葉に押され、もはや新鮮さが乏しい。
ニットスーツ
編地で仕立てられたスーツの総称。 特にテーラードニットによるそれをさすことが多い。 新しいテーラード・クロージングのひとつとして注目されている。
ベルテッド・カーディガン・スーツ
1970年ごろからあらわれたノンスーツの1種。 チュニックスタイルのジャケットに共地ベルトまたは革のワイドベルトをあわせ、スーツスタイルとしたもの。レジャースーツにこの感覚は生かされている。
カーディガン・スーツ
カーディガン型の衿なしジャケットを組み合わせたスーツのこと。 小学生などの学生服に見られるほかノンスーツの1種ともいえる。
スプリット・スーツ
組み合わせ式のニュースーツのひとつで、ジャケット、ベスト、スラックスの3種を別の素材で仕立てて、コーディネートさせるというもの。 ジャケット、ベスト、スラックスをそれぞれ異なる素材で仕立ててコーディネートさせた新しい感覚のスーツのこと。プットトゥギャザー
べステッドスーツ
ベストつきのスーツという意味だが、一般のスリーピースと違って、特にベストとスラックスを共地にし、よくコーディネートされたジャケットを組み合わせたそれをさすニュアンスが強い。
ベストスーツ
ノンスーツの1種。 ベスト型の上着と、スラックスで構成されたスーツのこと。 べステッドスーツともいわれる。この場合のベストはスリーピーススーツに見られる中着的なデザインとは異なりアウターウエアの外観と条件を備えている。
スラックスーツ
シャツまたはシャツ、ジャケットとスラックスを調和色または対照色で一対としたコンビネーション。 一般にスラックスを中心として組み立てるもので、シャツスーツの1種といえる。
ボレロスーツ
ボレロは女性や子供がよく用いる丈の短い前開きのジャケットだが、これを真似て作られたベストスーツをこの名で呼ぶ。
ブルゾンスーツ
ブルゾンと共地で仕立てたスラックスを組み合わせたスーツ。
パッケージ・スーツ
多様なコーディネートが容易にできることを、はじめから意識して作られたスーツのこと。 新しいスーツの考え方から生まれたもので、たとえばこれのスリーピーススーツが3着あれば、お互いのベスト、スラックスを組み替えることによって27通りものスーツスタイルが生まれることになる。
デュオス
デュオは「二重奏、二人組」の意味で、ジャケットとスラックスの2者がよくコーディネートされた別素材で仕立てられてスーツと呼ばれるものをいう。 また、2種類の感覚を生み出す目的から、ジャケットに2本の異なるスラックスを合わせてスーツとする新しい販売テクニックもいう。
トリオス
トリオは「三重奏、3人組」の意味で、ジャケット、ベスト、スラックスの3者がよくコーディネートされた別素材で仕立てられてスーツと呼ばれるものをいう。 また、別の効果を生み出す目的からジャケットとベストに2本の異なるスラックスを合わせてスリーピーススーツとする新しい販売テクニックもいう。
スポーツスーツ
スポーティな感覚をもって登場したニュースーツのひとつで、次の特徴がある。 ①前面はスリーパッチフラップポケット、バックはセンタープリーツ&ベルテッドなどスポーティなディテールデザインが採り入れられている。②従来、スポーツウエア用であった素材が使われている。③アンコンストラクテッド仕立てになっている。
イージースーツ
アンコンストラクテッド・スーツのこと。 非常にカジュアルライクで軽い感覚をもつところから、こう呼ばれる。 イージーケア・スーツということもあり、これは特に”取り扱いの軽い”といった意味を持つもの。
ミックスドスーツ
セパレートの形式をとりながら、上、下が色が柄、素材のどれかでコーディネートされているもの。 新しいスーツの概念のひとつとして登場している。コーディネートスーツ。ミックスとは「混ぜる、混和する、結合する、一緒にする」の意味がある。ミックスアンドマッチの手法をスーツに取り入れたものといえる。
アンマッチド・スーツ
必ずしもジャケットスラックス、またベストが共地、共色柄で構成されないスーツをさす新しい言葉。ミックスド・アンサンブルということもある。
アンスーツ
アンコンストラクテッド・スーツ、またアンコンストラクチュアード・スーツの略。 つまり「無構造スーツ」の端的な呼称で、他にイージースーツのいい方もある。
ノンスーツ
スーツでないスーツといった意味で、これまでの常識を破った新しい形式の上下一対を総称する。さまざまな解釈がなされるが特に既製の背広型に対抗し、また改革するためにあらわれた1970年以降のものについていう。 主に外観的に新しいそれをいい、カーディガン・スーツ、シャツ・スーツ、ブルゾン・スーツ、ベスト・スーツなどが代表的。また内面の構造的なニュースーツをアンスーツ(アンコンストラクテッド・スーツ)、イージースーツなどと呼び、上下組み合わせ的に新しいスーツをコーディネート・スーツ、ミックスド・スーツなどと呼ぶ。最近ではスポーツ・スーツ、レジャー・スーツのほうが名称としても新しく、こちらを使う場合が多い。
アメリカン・カジュアル
アメリカ調のカジュアルルックの総称。 たとえば、アイビースタイル、カリフォルニアンスタイルに見られる、明るく開放的なカジュアルウエアをさす。
ヨーロピアンカジュアル
ヨーロピアン調のカジュアルルックの総称。 アメリカンカジュアルに対峙するものだが、よりエレガントな外観に満ちているのが特徴。また着こなし的には、かなり自由な組み合わせが許されている。

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スーツを着用目的で分類

リクルートスーツ
就職用のスーツ。 いわゆるフレッシュマンスーツのことで、新入社員用のものばかりでなく、会社訪問や入社試験のためのスーツも含まれる。 ほとんどはナチュラルモデルの紺のスリーピースとなっているのが実情。
ドレススーツ
男性のイブニングドレスとしての夜会服また礼服のこと。 燕尾服タキシードなどの、夜間用フォーマルウエアのこと。この場合のドレスは「礼服の」「正装の」という形容詞に使われている。
タウンスーツ
一般に街着に着るスーツの総称。 カントリースーツに対して用いられ、ビジネスウエア向きに仕立てられた背広を意味するが、日本ではビジネススーツよりも遊びの感覚が強いカジュアルなスーツをさすことが多い。
サクセススーツ
成功するためのスーツといった意味。 この言葉自体は10年以上も前の流行語だが、社会の要求に応えて再び取り沙汰されるようになってきた。いわばビジネスマンの出世するための服といった趣がある。
レジャースーツ
非常にリラックスした雰囲気を持つニュースーツの名称。 ジーンズ的なイージーケア性とテーラードスーツのきちんとした味をあわせもつところに特徴がある。ジーンズファッションの後に生まれた新しいファッションで、かつてのノンスーツに比べてはるかに新鮮で影響力も大きい。代表的なデザインとしてはサファリスーツ、シャツスタイルドスーツ(シャツカラーの付いたジャケットとスラックス)、ブルゾンスーツ、ジーンズスーツなどがある。ここでのレジャーは「安らぎ」の意味に使われる。
ウォーキング・フロックスーツ
1900年代に流行したスーツのひとつで、おおむね3個ボタンとしたカッタウエーコート(モーニング)に共地のウエストコートと脚にぴったりフィットしたトラウザースを合わせたスタイルになっている。
ウォーキング・スーツ
散歩服として19世紀に主にイギリスで着られたスーツのこと。 原型はウエストが細くつまり、モモくらいまでの丈があり襟元がつまった形となっている。

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スーツを形で分類

ジップ・スーツ
前開きをジップフロントにしたジャケットをもつスーツの総称。 また、ジャンプスーツに似たもので、上着とスラックスをジャンパーでつなぎ、取り外し可能とした服のこともいう。
ネールスーツ
ネールカラーと呼ばれる独特の立衿を特徴としたスーツのこと。 ノンスーツの1種。ちなみにこの衿はインドの故ネール首相の衿型であったところから"ネールカラー"と名づけられたものである。その起源はインドの王侯貴族が着用したという、通称”ラジャー・コート”にまでさかのぼることができる。
チュニック・スーツ
ハーフコートに近い長い丈(チュニック丈)のジャケットと、スラックスで構成されるスーツのこと。 チュニックは服装史の最初にでてくる基本的な”貫頭衣”を意味するほか、軍服の種類など広義な解釈がなされる服のことであるが、ここではスリークォーターレングスのジャケットの総称として使っている。
ニッカースーツ
ジャケット、ベスト、ニッカーを共地で組み合わせてスリーピーススーツに仕上げたもの。 19世紀末から流行した、主に野外着として用いられた。1920年代にはゴルフ向きのスポーツウエアとして、このスーツが見られる。
ジャンプスーツ
ノンスーツの1種。 上下がひとつなぎになった服のこと。 特に、ニット、ジャージなどの伸縮性にとんだ素材、ファッショナブルな色、柄の素材で作られたものをいう。デザインのバリエーションが多い。
シャツ・スーツ
ノンスーツの1種。 シャツ的なデザインの上着とスラックスでスーツを構成したものを言う場合と、シャーティングでスーツに仕立てた場合の両方をいう。
ジャック・スーツ
ジャンパー型の上着と、共地のスラックスを組み合わせたスーツのこと。

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背広のスタイル

サーティースルック
サーティース(1930年代)に流行した背広スタイル。 それを現代風にアレンジしたもの。ボールドルックと同義で、肩幅がやや広くて張りがあり、衿巾は広く、上着丈も長い。柄もチョークストライプなどボールドなものが多く、その代表的なものは1930年代のシカゴギャングたちの服装に見られる。
フォーティースルック
フォーティース(1940年代)に流行した服装のリバイバルルック。’40年代といえば第二次世界大戦を中心にした時代で、ボールドルックの影響が強い。広く長く折り返ったラペル、長い上着丈、太くターンナップの付いたスラックスを特徴としている。
ジャズ・スーツ
第一次世界大戦後に流行したスーツの呼称。 ペッグトップモデルのトラウザースナロー・ショルダー(狭い肩)のジャケットを組み合わせたスタイル。 ジャケットは特にディテールに凝っていて、胸が極端にフィットし、裾で大きく広がるフレヤード型であり、背中はプレーンまたは、ピンチバックコートのようにしたものもあった。多くは深いセンターベントでボタン数は1,2,3個と種類も多かった。
ズート・スーツ
1940年代初期に流行した、極端にだぶだぶしたシルエットを特徴とするスーツ。 大きな肩パッド、膝までの長い上着丈,、裾口で急につまった感じのスラックス(ペッグトップスラックス)を合わせる。 品の悪い連中の好んで着たスーツであったが、クラシックリバイバルの影響で、またぞろ復活しそうな気配がある。ちなみに”ズート・スーツ・ルック”を着込んだ若者たちのことを”ズート・シューター”と呼んで、大人たちは軽蔑していた。
アメリカン・ナチュラル
IACDが1950年に発表した背広の流行型。 肩がナチュラルショルダーシングルブレステッドで2個、または3個ボタン。全体にスリムなシルエットが特徴。50年代、60年代のアメリカと日本の背広に大きな影響を与え、現在、日本の年配層の背広型として一般化している。
イングリッシュ・ドレープ
1930年代から1940年代の初めにかけて、メンズファッションの主流となった流行型である。最初、ロンドンに生まれたそれは肩幅が広く胸をできるだけゆとり(ドレープ)をもたせ、袖山を大きく作って袖付け部分にくぼみが出来るほど極端なボールドルックだった。1920年代までの、スリムなシルエットに代わるそれは新鮮な感動を与え、その後の背広型に大きな影響を残した。ドレープルック、またジャケットを”イングリッシュラウンジ”とも呼ぶ。
クラシック・モデル
ナチュラルルックの別称もある。 ’60年代前半に日本でもっとも一般化した背広の1種。

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背広の肩線・ショルダーラインのいろいろ

ショルダー・ラインとは
肩線、なかでも背広ジャケットのそれを総称する。 肩線は背広全体のシルエットを決定付ける大切な要素である。 多くのモデル(型)は肩線を見れば、容易に想像がつくともいえる。 ナチュラル&ナロー・ショルダー・ラインはトラディショナル型を、コンケーブ・ショルダーラインはヨーロッパ型の背広をそれぞれ代表している。
ナチュラル・ショルダー
「自然型」と呼ばれるほど、パッドもあまり使われない、誇張のない感じのもの。 トラディショナルショルダーモデルといわれるくらいに、この肩線を特徴としている。近頃ではアンスーツの影響もあり、なおいっそう自然な感じが強調されている。
ナロー・ショルダー
「狭い肩」の意で、このスタイルを特徴とするアイビーモデルの背広の代名詞とされているもの。 ナロー&ナチュラルショルダーという言い方もある。
ドロップ・ショルダー
全体に丸みがあり、肩先が落ちた感じのもの。 以前コンチネンタルモデルの背広によく見られた肩線である。
ビルトアップ・ショルダー
詰め物として、袖山を高く盛り上げた肩線のこと。 ”ロープドショルダー”とも呼ばれる。
ロープド・ショルダー
肩先にロープ(縄)が入っているような感じに見える、また、そうしたつくりになった肩線のこと。 肩先が盛り上がっているのが特徴。ヨーロピアン、特にイタリアのジャケットによく見られた。ビルトアップショルダーと同じ。
ウイング・ショルダー
肩先にちょうど翼(ウイング)のような張り出しのついた肩デザイン。 肩を強調するファッション傾向から生まれたファンシーディテールのひとつで、ジャケットやブルゾンによく用いられる。
コンケーブド・ショルダー
全体に湾曲し、袖山で盛り上がったもの。 ヨーロピアン調の背広に見られる。コンケーブとは「凹型の、中くぼの、くぼんだ」の意味である。
スクエア・ショルダー
角張って先端がやや持ち上がって見えるもの。
ソフト・ビッグ・ショルダー
流行のビッグショルダー(大きな作りの肩)を、ただワイルドだけではなく、ソフトなイメージに仕上げたもの。 いわばビッグショルダーの修正版といえる流行肩。
パッデッド・ショルダー
ナチュラルショルダーとは正反対にパッドを厚く入れて、広く高く張らせた肩線のことをいう。
ソフト・ショルダー・モデル
アメリカントラディショナル型の背広の肩線の新しい呼び方で、ナチュラルショルダーのこと。 ヨーロピアン調の影響などから、トラディショナル型の背広も衿幅が広く、全体にシェープドされているが、それに合わせた肩線のことをいう。現代のトラディショナルモデルの主流となっている。
テーラード・ショルダー
テーラードは「男もの仕立ての」を意味する言葉。 したがってさまざまな背広の肩線を総称して用いる。 日本では注文服に見られるような肩先が美しく張り、微妙なカーブを描いた肩線のこともこう呼んでいる。

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スーツの背広型

ブリティッシュモデル
英国調の背広型。 紳士服の原型ともいえるこのモデルは、上着丈が長くウエストをしぼり裾にフレアーをだしている。
つまり、シェープドラインが基調となり、それにカントリールックの味が加えられている。トラディショナルルックの原型もここにある
アメリカン・トラディショナル
アメリカ東部で培われた伝統的な服装の総称。
トラディショナルルック、また単にトラッドの名前でも呼ばれる。
コンチネンタルモデル、コンテンポラリーモデル、ブリティッシュモデルと並んで男の代表的な服装を構成している。
アイビーリーグ・モデル
アイビーリーグとはアメリカ東部の有名8大学(エール、ブラウン、コロンビア、コーネル、ダートマス、ハーバード、ペンシルベニア、プリンストン)で結成されているアメリカンフットボールリーグのこと。これらの大学の学生や、卒業生はアイビーリーガーと呼ばれ、アメリカ社会のエリートを占めている。
本来は、アイビーリーガーたちが好んで着ていた背広型であったが、1955年IACDが流行スタイルとして発表した当時から、アメリカで大流行した背広型のひとつとなった。日本でも1960年ごろから人気を集め、「アイビー族」まで結成された。
このモデルの特徴は、肩線ナチュラルショルダー、シルエットがずん胴型、ボタン間隔の広い3ボタン、上2個がけ、ラペル巾は狭く、前ダーツなしで、全体に5ミリ位のステッチがかけられている。スラックスは前プリーツなしのパイプドステム型ターンナップがつき、後ろにバックストラップが付いている場合もある。全体に細長くストレートなシルエットが特徴。
コンテンポラリー・モデル
IACDが1965年に発表した流行モデル。 コンテンポラリーとは「現代的」の意味があり、シングルブレステッド1ボタン、衿はLシェープドラペル、フィッシュマウスなどの変わり型、脇ポケットはウエルトポケット、肩線はテーラードショルダーで、ウエストを絞った短い上着丈に特徴がある。
主にアメリカ西海岸、特にハリウッドを中心とした芸能人に愛用され、素材もイリデッセントなど派手なものが好まれている。日本では単に「コンポラ」の名前で呼ばれることが多い。
コンチネンタル・モデル
欧州型の背広モデルの総称。 大文字でContinentalとつづれば「英国から見た欧州大陸の」という固有名詞になる。
ブリティッシュモデル以外のフレンチ・コンチネンタルモデル、ジャーマン・コンチネンタルモデル、で構成されている。アメリカントラディショナルがスポーティな雰囲気をかもし出すとすればこれはドレッシーな雰囲気を持つといえるだろう。
イタリアン・コンチネンタル
コンチネンタルモデルの中で特にイタリア調のものをさす言葉。
カスタムテーラーの多いイタリアだけに、テーラードで、ディテールに凝ったものが多い。
フレンチコンチネンタル
フランスの背広型の総称。 以前は、肩がドロップショルダー、曲線的なボディシルエットなど特徴が見られたが、現在では的確な区別が付けられなくなっている。
しかし、フランス独特のエレガンス、シックな雰囲気が感じられ、洗練された紳士服ということがいえるだろう。
ジャーマン・コンチネンタル
コンチネンタルモデルのひとつで、ドイツ型のものをいう。
全体に保守的なイメージがあり、カチッと決まったスタイルが特徴である。ナチスの軍服などに見られるように、直線的でエレガントな雰囲気を好むのがドイツ人の国民性だともいえるだろう。

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クラシコイタリアスーツ

クラシコイタリア

クラシコ・イタリア

    クラシコイタリアはイタリアのフィレンツェで毎年1月と6月の2回開催される 高級メンズ既製服の見本市ピッティ・イマジネ・ウォモに出展しているクラシコ・イタリア協会のこと。 加盟店にはブリオーニ、ルチアーノ・バルベラ、キトンなどイタリアの服飾界を牽引する高級ブランド 19社。
    本来、クラシコ・イタリアはこの伝統的既製服縫製業組合の団体名なのですが、 世界有数の見本市の影響力から、イタリア製の高品質なクラッシクスタイルをコンセプトとする このクラシコ・イタリア仕様のテイストをもつスーツ、ジャケット、パンツ、シャツ、靴などを クラシコ仕様と呼ぶようになりました。
    クラシコのスーツは、現在の大量生産、生産効率ばかりを最優先させる既製服スーツ業界にあって、 古き良きサルトリア(=仕立て屋)のハンドワークを多様した美しいシルエット、 最高の素材、最高の技術で仕立てる凝ったディテールを引き継いだクラッシク・スタイルのイタリア的な解釈。 クラシコスーツの特徴的なシルエットは比較的高い釦位置、ウエスト位置を特徴とするシルエットライン。 ウエストから裾にかけてのきれいなフレアードライン。これらのテイストをもつスーツ、ジャケットを 広くクラシコ仕様と呼んでいます。
    オーダースーツ、オーダージャケットとは馴染みやすいシルエット、縫製手法。

対応縫製ライン

ツイードのジャケット

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ツイードのジャケット

    ツイードは、サマーツイードなど夏用の薄手素材のことをいうこともありますが、主にざっくりした素朴な味わいのある厚手の紡毛織物のことをさしますので、秋冬向けのカントリー調のオーダージャケットにはぴったりです。もとは英国スコットランドで手紡ぎで織られていた綾織りの織物を意味することから、全般にもっさりした田舎風な素材ですが、洗練度の高いテーラード仕立てで逆に見違えるほどなミスマッチは、間違いなく人目をひきます。ツイードといえば、代名詞的にまず名前のあがるのが、ハリスツイード。このハリスツイードも、漁師さんが仕事用に着るために織られたハードワークにも耐える実用必須の素材がはじまりです。

イングリッシュ・ドレープ

イングリッシュ・ドレープ

    イングリッシュ・ドレープのドレープはゆとりのことを意味していて、
    1920年代までメンズスーツの主流だったスリムでタイトなシルエット
    に大きく代わるスタイルとしてその後のスーツパターンに影響を与える。
    1930年~40年初めにかけて流行したこのイングリッシュ・ドレープは、
    ロンドン発祥の広い肩幅にできるだけボリューム感をもたせるための
    ゆとり量を胸巾に大きくとり、高めのウエスト位置で絞ることで
    優雅なドレープ感を出しています。
    肩線は袖付け部にくぼみができるほど袖山を大きく高くとった
    極端なボールドルック
    ブリティッシュ・ドレープだとか、イングリッシュラウンジとも呼ばれる。
    ブリティッシュスーツの特徴的なシルエットとしてあげられる。

    【関連用語】ファッション辞典
    1930~40年代にみらえた紳士服のスタイル。パッドを入れて肩線を強調し、ゆったりした胸周り、ウエストで身体にフィットする長めの丈のジャケット。ウエストラインが高く、前プリーツのパンツと組み合わせる。

アフタヌーンドレス

アフタヌーンドレス

    昼からのパーティーに出席するならくるぶしより少し短め丈のアフタヌーンドレス。
    一般に女性が昼間着用する礼装で、ワンピースが好ましいとされているが、
    アンサンブル・スーツでも可。
    夕方から夜にかけて着用する正式礼服であるイブニングドレスに比べ
    デザイン、素材とも控えめ。

    【関連用語】ファッション辞典
    午後からの社交の場などで着用されるドレスのこと。
    一般に昼間の礼装と考えられる。デザイン、素材とも
    ドレッシーなものがふさわしいが、イブニングドレスに
    比較してやや控えめなものが言いとされる。

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