Ex|ジッパー・標準仕様

パンツ・ジッパーフロント

前立てジッパー

毎日お世話になる社会の窓

前立てジッパー
ジッパーが便利に使われるようになったのは、比較的新しく1923年アメリカのゴールドリッチ社が開発した海軍用の開閉具(商標名)が初め。
ファスナーはイギリスでの呼び名らしく、店長がまだ小さかった30年ほど前でさえ、ハイカラなイメージのあるものだったような気がします。
近頃では、「ジッパーのスライドが途中で動かなくなってしまった・・」「レールをはずれて、開閉ができなくなってしまった・・」ということが、個人的にもあったのですが、性能が良くなってこわれることが少なくなってからは、パンツの前立てでもそれまでの釦止めとすることはほとんどなくなったように思います。
ただ、オーダースーツが斜陽して近年注目を集めているように、下がりきると若干上がるのが自然なように、近頃のクラシック人気の影響からか、社会の窓ボタン止めに復活の兆しが見えないでもありません。

ジッパーの長さも人によっていろいろ

ジッパーの長さは、人によってそれぞれ異なる股上という寸法に左右されます。
この股上寸法は、パンツの履き心地を左右する重要な採寸箇所で、パンツのモモの付け根から下の寸法。通常、この股上寸法を直接測ることは難しいため、「パンツ総丈(全長)-股下」という寸法で逆引きされます。ここが浅すぎると、お相撲さんに吊り上げられてパンツがお尻に食い込んでる状態・・・、また深すぎても短足に見えますし、座るとパンツの前身にたくさん余りが出来てみっともないです。
ノータックパンツなど細身のタイトパンツでは、股上が浅く、逆にワンタックパンツツータックパンツなどタックが入ることで、モモ巾(ワタリ巾)が太めとなるシルエットのパンツでは、股上寸法が深めとするとバランスが良いです。
この適量股上寸法に合わせた、ジッパーが適量の長さということになります。
全体が細身シルエットのタイトパンツが人気なので、現在パンツはタック入りパンツでも股上寸法は浅めで、極端なものになると、20cm程度のものも。普通にのウエスト位置で履くことは難しく、無理に履けばいわゆる半ケツ状態。
ぐっと、ウエスト位置を下げてルーズに着こなすのだと思うのですが、股上が浅ければジッパーの口巾も短くなるため、小用は少し不便かも知れません。その方の場合には、お便所の個室でパンツを下ろし、小用も済ませているということでした。ファッションも極めるには、少々の不便もガマンしなくてはならないということでしょうか。。

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