内ヒダ・ワンタックパンツ

内ヒダタック(インタック)

タックが内を向いたスラックス

パンツにタックを入れるということは、タックなしパンツに比べてそのタック量分モモ巾(ワタリ巾)を太くすることになるため(1タックパンツで1cm、2タックパンツで2cm程度)、ヒップ・下腹回りが楽になることは外ヒダタックも同じなのですが、パンツのフロントプリーツとなるタックのふくらみで隠せる下腹隠しの効果は、このヒダを折る方向を内側にすることで、さらに強くなります。
インタックといわれるこの内ヒダタックは、折り畳まれたヒダのクリース(パンツの折り目線)が縫い止められた一番上から外側に引っ張られる着用形態となるため、内ヒダタックのためにできたパンツのゆとりが自然に下腹部を隠してくれます。
オーダーパンツらしいデザインですし、プレタスーツでも品質の良いスーツによく見るデザインなので、特にお腹のでてない方にもおススメです。
このインタックは、ワンタックを内向きにしたインワンタック、ツータックを内向きにしたインツータックに対応可。Pitty Savile Rowでお仕立ていただくオーダーでは、お二人に一人はインタックパンツ、中でもタイトめなパンツが人気なこともあり、1本のみタックの付いたインのワンタックパンツの割合が多いです。

箱ヒダタック

変わり型のパンツを、コットンリネンコーデュロイフラノなどのカジュアル素材で仕立てたい時におススメなのが、箱ヒダタック。このパンツデザインは、タックのヒダを内向き・外向きに折る組み合わせによって、箱状にするタックのつけ方です。
内側2タックの向きを、内側に向くように仕立てたものをインボックス(インバーテッドプリーツ)、外側に向くように仕立てたものをアウトボックスと言います。この箱ヒダタックの隣にもう1本外ヒダのタックを付けるので、合計3タック。モモ巾は少し太目のパンツになります。こういうパンツには、ベルトループをX字につけたり、ループ巾を太めにしたりと飾りつけも楽しめます。
この箱ヒダタックはパンツタックのみでなく、ジャケットやスカートのベントとしてもおなじみなもの。

2パンツスーツの替えパンツとして

クールビズなどの傾向から、特に夏シーズンには使用頻度の高くなっているオーダーパンツ。
お仕事用スーツとはいっても、おしゃれに着こなしたいスーツにパンツ2本は飽きてしまうという方も多いと思うのですが、定番の無地濃紺・グレーのスーツには、ジャケット1着に対してパンツ2本付きの2パンツスーツをお仕立ていただくお客様が増えてきています。
春夏素材のスーツを、春先・秋口はスーツとして、パンツ+シャツでクールビズとして過ごしていただくためには、やはり1本のパンツでは忙しすぎ、消耗も激しいため、ということなのだと思います。
せっかくお仕立ていただくオーダーパンツなので、パンツのタックを1本は内ヒダ、2本めは外ヒダというように変えてみると、着ていて飽きないですしパンツシルエットも日によって新鮮です。

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