袖本開き・額縁仕立て

袖額縁仕上げ

額縁仕上げはきれいで、丈夫

袖の裏側の縫製仕様で、本開き釦止めやスナップ止めとするときの袖先の端処理を額縁(フレーム)のようにちょうど45度の角度で折り畳んで処理する方法です。
こうすると、袖裏に余分な生地が残らないので見た目がすっきりしますし、袖ボタンをいくつか外して着た時などにも、きれいに額縁にたたまれているデザインそのものがおしゃれなポイントです。
また、額縁仕上げは袖口だけでなく、サイドベンツの裏側などの縫製仕様にも使われます。
表側からは見えない部分ですが、裏側でも比較的見えやすい部分の処理として、ひと手間加えたオーダースーツらしい気配りなデザインです。

本開きボタン止めとセット

数少ないメンズスーツのファッションポイントとして利用されることが多い「袖本開き釦止め」。袖口でしゃれたいのなら、袖先の釦を外した時に、見えてもかっこ良い、袖裏額縁仕上げは欠かせないところです。
最近の新しい袖先の作り方に、「半額縁仕立て」というものがあり、これも袖裏に額縁処理がされているものですが、「本開き釦止め」よりは「袖開きみせ」のデザインに近いものになりますが、「袖開きみせ」の袖先に「本開き」のようなスリットを入れ、「本開き」に見せかけ、袖裏に「額縁仕上げ」をしたもの。
実際には釦穴は開いていないので、釦外しという着こなしをすることはできませんが、簡単にその雰囲気を味わえる簡易仕立て、オプション料も安いのがおススメなデザインです。

袖丈を調整する場合

袖丈を直してまでスーツを着る人も、今は珍しいかも知れませんが、オーダースーツの場合には、一般に1cm程度は袖丈も伸ばせるように縫込みを残して仕立てられています。
袖丈を詰めるのは「開きみせ」の場合いくらでも詰めることができますが、「本開き」の場合には、「釦穴が開いてしまっている」「額縁仕立ては伸縮が難しい」等の理由から、調整することには不向きなデザイン。
また、袖先に限ったことではありませんが、寸法調整をして伸ばす場合には、時間の経過とともに、袖口等の折り目がきつく付いてしまいますし、またご着用時、折り目に細かなキズがついてしまい、伸ばした時に痕が残ってしまうことが多いので注意が必要です。

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