■フロント
よくシングル・ダブルという言葉を耳にしますが、浅い打合をシングル、深い打合ダブルといいます。
シングル・ダブルは衿型の名称ではありませんのでご注意下さいね。衿型はまた別です。 |
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| スタイル |
■シングル3釦1掛段返りスーツ
3釦とはいっても、ラペル(下衿)の折り返しがずいぶん下まで来ているので、Vゾーンもかなり広く、見た目はほとんどシングル2釦と変わりありません。1掛ですので前釦は真ん中で一個だけ掛けます。
ただ衿の表情で大きく異なるところは、第一釦穴の真ん中をラペルの返り線が通ってるところで、前から見ると半分に折り返された釦穴がラペルの下のほうにのぞいている、、といった感じです。
ほほぉ、、2釦とたいして変わらないんならこんな型は必要ないんじゃぁ、、いえいえ、、このちょっとした違いでスーツの雰囲気はずいぶん変わっちゃうものなんですよ。ミリで変化する釦位置や衿巾が紳士背広の要諦です、、これが肝心なんですっ。。
いい忘れましたが、この3釦1掛段返りというのは、米国調3釦の型で、流行からするとクラシコに支持されて超有名になった英国調3釦中段返りにくらべるとずいぶんおいていかれてしまった感がありますが、、店長が気分で「とりあえずこんなデザインもあるかぁーー」などといい加減に作った型ではありません。。
そ、、ですね、もし店長がいまこの型で背広を作るとしたら、4〜5着目に作るおとなしめの色柄のスーツって感じでしょうか。今時点ではそんな位置づけのアメトラ3釦ですね。 |
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| カウンセリング |
■3釦かぁー、ふぅぅ、、どうしよっかなぁーと考え中の人
ここで考え中の3釦は、3釦2掛のことですよ、きっと。既製服でも3釦はほとんどこの形で、この形以外はないといった状況ではないでしょうか?
で、「スーツは必ず2釦、、3釦は若い人が着るもの」、と頭から思い込んじゃってる熟年層の方にはいきなりあの高い釦位置は抵抗があるのかもしれません。
そこでそこで、この名前もかっこいいアメリカントラディショナルの代名詞ともいうべき米国型3釦段返り(T型スーツ)をお勧めします。
一応釦は3個ついてますしVゾーンが広いですから、熟年層特有のおなかのたるみもうまく吸収してくれます。
正しくアメリカントラディショナルのフロントデザインなのですが、その認知度は低くアメトラ自体カジュアル感の要素を多く含んだモデルなので、ご着用になるTPOは注意したほうがいいと思います。ビジネス用ならおとなしめの色で、目立たせたいラペルにステッチを入れて視線をひくぐらいの演出でやめといたほうがいいかもしれませんね。。 |
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| モード |
■本格アメリカントラディショナルに挑戦してみよう。。
今様っぽくない形の米国調3釦ですが、それ専門のブランドもあったりして、一部で根強い人気もあります。
店でも、昔8万ぐらいで買ったという某ブランドのアメトラスーツをご持参になって、このような形・デザインで作ってほしいとご注文を頂いたことがありました。そのお客様は、お仕立上りで4万位の生地でお仕立てになりましたので、半値ぐらいで似寄りのノーブランドスーツができたことになりますね。やっぱ、そんな時代なんでしょうか、、景気悪いですしぃぃ、、ひし、ひし、、ぎし、、ぎし、、
そりゃもちろんまったく同じにはできませんけど、釦位置は裾から何cmで、衿端から5ミリのところにステッチ、ポケットはアウトポケットでぇ、、ってぐらいなら大丈夫です。
1920年代に発表されたトラッドモデルは、上述の3釦段返りのフロントデザインにボックスラインを特徴としていて、フロントダーツの入らない人間の体型に素直に作られた気易い服です。
フロントダーツが入らないということは、くびれのないずんどうのような背広ということで、ボックスボーーんって感じのたくましく着易い服になります。
ハヤりのドロップ(胸回りと腰回りの差寸)の大きな逆三角形水泳選手型背広(クラシコもそっち系)で、かっこばかりつけているよりも、この着易い服で仕事バリバリ、でも半分見えた釦穴の穴かがりの糸を赤くしてみたりして、色気もまだまだ、、いやいや、仕事バリバリ、、 |
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