ブラック|シングル4釦3掛バルカラージャケット

バルカラー・シングルスーツ4釦3掛

バルカラー・シングル4釦3掛スーツ

バルカラー・シングル4釦3掛スーツ
衿をバルカラーとすることで、お仕事用のスーツというよりもカジュアルジャケットもしくは半コートのシルエット。素材もビジネスでは使うことが少ないツイードコットンリネン、サンプルスーツのようなまったくの黒無地で仕立てると雰囲気がでます。
バルカラーは、コートに付けられることが多い衿型で、下衿(ラペル)の巾よりも上衿(カラー)の巾のほうが広い形で、この衿がついたコートはバルマカーンといって、聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。
カジュアル素材で作るバルカラージャケットは、サファリジャケットっぽくアクティブに、胸ポケット、腰ポケットにフタ付き釦止めのアウトポケット、肩にエポーレット、お決まりの背バンドに肩にヨークなどがイメージです。
アフリカのサファリ行き、狩猟用ジャケットとして工夫されたサファリジャケットは、伝統的英国調スーツ回帰の流れにのって、注目度も高いジャケットシルエットのひとつです。
夏向き用裏仕立てに風通しの良いものを選んだり、オールシーズン用に厚手素材で仕立てたときの、存在感のあるフタ付き釦止めポケットも生地が厚い分アクセントとしての役割も大きいです。

弁護士さんや会計士さんなど知的自由業、IT関連の方に

お勤めの方にはお仕事用でのご着用はちょっと難しいデザインかも知れませんが、テーラードですから、着崩しすぎないコーディネートで広くご利用いただけるシルエットなのではないかと思いますよ。。
どんなものを着るかをご自分で決められるけれど、ある程度仕事上、ステータスとともに信頼感を相手に与えることができる服、という居場所のシルエット。
きっちりネクタイを締めたスーツスタイルももちろんかっこ良いのですが、事務所の中で少し優しげな雰囲気作りにはお役に立ちそうなアイテム。
遊び着としてご着用になる方は、そのままバルカラージャケットというだけで、人目を引くアイテムですが、胸ポケット・腰ポケット共にアウトポケット、カジュアル度の高い3パッチポケット、肩パットをできるだけ薄くして・・、いやアンコンでもいいぐらいです。
オーダースーツならではのカスタムメイドで、エポーレット(肩章)もお付けできますし、サファリジャケット風なら左右に胸ポケットをつけて4パッチポケットフタ付き・箱ヒダ入り(フタは変り型)なんて、ヘビーなディテールだって対応させていただけます。

バルカラー+比翼(ヒヨク)仕立てのコート、ジャケット

比翼(ヒヨク)仕立てってあまり聞きなれないかもしれませんが、コート前合わせにはポピュラーな、ボタンが外から見えないようにボタン止め部分を二重布にした型で、フライフロントともいいます。チェスターコートは、ボタン穴が開いていてる(普通のスーツと同じ)打ち抜きのボタン止めですが、コートの種類として最も多いステンカラーコートなどをお持ちの方がいらしたら、ご確認いただければと思います。
比翼仕立てがコートに多いデザインとされるのは、機能的には防寒用の仕様というところ。
前合わせが二重になってボタンが隠れていますから冬の風や冷気が服の中に入りません。ただいま現在夏の8月で、風が入らない暑い話など・・、と思ってしまうのですが、バルカラージャケットを比翼仕立てにしてしまおう・・というのは、デザイン的なところからで、夏素材の麻にだってかっこ良いカスタムメイドだと思いますよ。
前から見てボタン穴の開いていない、ボタンが見えない比翼仕立てジャケットを、ボタンをはずして着るのも、着こなしのひとつ。
冬なら、着丈を少し長くしてロングジャケット・半コートのようにして作るのもいいかもしれません。
車に乗る人には普通のコートは長すぎます。そこで、ヒップがすっぽり隠れる程度、ジャケット丈より少し長いめくらいのロングジャケット・半コートが便利なんです。
バルカラー+比翼仕立てのジャケットは、昔からなかなか相性の良い組み合わせとして根強い人気のシルエットのひとつです。

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